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【コラム】IELTSスピーキングで単語が出てこない人へ|言い換えで話を止めないコツ

NOLIE English Column

IELTSスピーキングで単語が出てこない人へ|言い換えで話を止めないコツ

言いたい内容はあるのに、必要な単語が一つ出ず、回答全体が止まってしまう方へ。

IELTSスピーキングでは、話している途中で単語が出てこなくなることがあります。物の名前を忘れた。日本語では分かるのに英語が浮かばない。もっと自然な表現を探しているうちに沈黙が長くなる。こうした経験は珍しくありません。

この時に必要なのは、すべての単語を先に覚え切ることではありません。IELTSでは語彙の幅や適切さに加えて、特定の単語が分からない時に別の言葉で意味を表せるかも見られます。つまり、単語が出ない瞬間に言い換えて話を続けること自体が、スピーキングで役立つ力です。

結論から言うと、言い換えは「難しい同義語を知っていること」だけではありません。種類、目的、見た目、具体例のどれかを使い、知っている英語で相手に意味を届ければ大丈夫です。今回は、Part 1・2・3で会話を止めないための言い換え方を、短い例と練習手順に分けて整理します。

先に答え:単語が出ない時は4方向で説明する

CATEGORY

何の仲間か
It’s a kind of …

PURPOSE

何に使うか
You use it to …

FEATURE

どんな特徴か
It looks like …

EXAMPLE

具体例を出す
For example, …

ヘッドホンを着けてオンラインで英語を練習しながらノートを取る学習者

Photo: Pavel Danilyuk / Pexels

この記事でわかること

  • 単語が出ない時に沈黙が長くなりやすい理由
  • 知っている英語だけで意味を伝える4つの型
  • Part 1・2・3で言い換えを使う方法
  • 一日10分でできるパラフレーズ練習

NOLIE英会話教室について

NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。正解の単語を待つだけでなく、今ある英語で言い換え、相手とのやり取りを続ける練習を大切にしています。

無料体験でできること

IELTSの質問へ実際に答えながら、止まりやすい場所や言い換え方を一緒に確認できます。

目次

  1. 単語が出ないだけで回答を止めない
  2. 言い換えは難しい同義語だけではない
  3. 種類と目的で説明する
  4. 見た目・場所・具体例で補う
  5. Part別の使い方
  6. 避けたい3つの止まり方
  7. 一日10分の言い換え練習
  8. Q&A

1. 単語が出ないだけで回答を止めない

スピーキング中に単語が出ないと、多くの人は頭の中の辞書を探し続けます。正しい単語が見つかるまで待ち、数秒たっても出ないと、最初から言い直したり回答そのものをあきらめたりします。

しかし、会話の目的は単語当てではなく、意味を伝えることです。たとえば “thermometer” が出なくても、“a small device used to measure temperature” と説明できれば、言いたい内容は伝わります。

IELTSスピーキングでも、語彙は珍しい単語の数だけで評価されるわけではありません。語を適切に使い、必要な時に別の表現へ回れることが大切です。単語を忘れた瞬間を失敗と決めず、言い換えを見せる機会として扱いましょう。

2. 言い換えは難しい同義語だけではない

パラフレーズと聞くと、同じ意味の難しい単語へ置き換えることを想像しやすいです。たとえば important を essential に変えるような方法です。もちろん同義語も役立ちますが、それだけが言い換えではありません。

同義語で置き換える

expensive → costly
helpful → useful

説明に変える

convenient → easy to use and saves time
crowded → full of people

二つ目の方法なら、特別に難しい語彙がなくても使えます。しかも、説明を続けるため、回答の内容を自然に少し広げられます。

言い換えの練習では、より難しくすることより、より伝わる形にすることを優先してください。

3. 種類と目的で説明する

物や場所の名前が出ない時に最も使いやすいのが、「何の仲間か」と「何に使うか」です。最初に大きな分類を示し、その後で目的を足します。

使いやすい型

It’s a kind of ___.

It’s something you use to ___.

It’s a place where people ___.

It’s a person who ___.

例1:reusable bottle が出ない時

It’s a bottle that you can use many times instead of throwing it away.

例2:community centre が出ない時

It’s a public place where local people can join classes or events.

正確な単語を後から思い出しても、途中で無理に戻る必要はありません。説明で意味が通ったら、そのまま理由や経験へ進みます。

4. 見た目・場所・具体例で補う

種類や目的だけで伝わりにくい時は、見た目、使う場所、似ているものを足します。すべて説明する必要はなく、相手が意味を想像できる特徴を一つ選べば十分です。

見た目

It’s small and usually made of metal.

場所

You often see it near the entrance of a station.

比較

It’s similar to a bicycle, but it has a small motor.

抽象的な言葉でも同じです。independence が出なければ、“being able to make decisions and do things by yourself” と説明できます。専門用語を思い出すより、意味を小さな英語へ分ける方が話しやすいことがあります。

日本語の長い説明をそのまま訳そうとせず、「何のことか」「何ができるか」の二つに切るのがコツです。

言い換えた後は、本来の回答へ戻る

物の説明だけで満足すると、質問への答えが薄くなることがあります。言い換えは目的ではなく、回答を続けるための橋です。

I use a kind of bottle that I can reuse many times. I take it to work every day because it helps me reduce plastic waste.

前半で単語の不足を補い、後半で自分の習慣と理由へ戻っています。この流れを意識すると、説明が横道になりにくくなります。

5. Part 1・2・3で言い換えを使う方法

Part 1:短く言い換えて、自分の話へ進む

Part 1では物の説明を長くしすぎません。単語が出なければ一文で補い、好みや頻度など質問の中心へ戻ります。回答の長さに迷う方は、Part 1で短すぎ・長すぎを防ぐ記事も参考になります。

Part 2:説明そのものを話の材料にする

Part 2では、言い換えが内容を増やす助けになります。場所の名前が出なければ、どこにあり、どんな場所で、何をする所かを説明します。その後、いつ行ったか、誰と行ったか、なぜ印象に残ったかへ進みます。

Part 3:抽象語を簡単な説明へ変える

Part 3では、社会・教育・技術など抽象的な話題が増えます。難しい名詞が出なければ、動詞を使って意味を説明します。たとえば accessibility の代わりに “making services easier for everyone to use” と言えます。

その後は意見、理由、具体例へ戻ります。抽象的な質問への広げ方は、Part 3で意見が出ない時の練習法でも整理しています。

6. 避けたい3つの止まり方

正解の単語を待ち続ける

2秒ほど探して出なければ、説明へ切り替えます。

長く謝り続ける

“I don’t know the word” だけで終わらず、but の後に説明を続けます。

thingだけで押し切る

thingの後に目的や特徴を足し、意味を具体的にします。

使いやすいつなぎは、“I can’t remember the exact word, but …” や “What I mean is …” です。ただし、毎回答えの冒頭で使う必要はありません。本当に単語が出ない時の短い橋として使います。

言い換えに集中しすぎて声が小さくなったり、急に速くなったりする場合は、IELTSで聞き取りやすく話す練習法も合わせて確認してください。

7. 一日10分の言い換え練習

言い換えは、本番で急にできるようになるものではありません。身近な語をあえて使わず、説明する練習を短く続けます。

2 MINUTES

3語選ぶ
日用品・場所・抽象語から選ぶ

3 MINUTES

20秒で説明
種類・目的・特徴の順で話す

3 MINUTES

回答へ入れる
IELTSの質問に一度使ってみる

2 MINUTES

録音を確認
説明後に質問へ戻れたかを見る

練習語は、umbrella、pharmacy、recycling、privacy などで十分です。知っている単語でも、あえて使わず説明すると、言い換えの型が身につきます。

単語ノートには、日本語訳だけでなく「大きな分類」「何に使うか」「自分の一文」を一つずつ書きます。覚えた語を忘れた時にも、周辺の英語から意味へ近づけるようになります。

最後は一人で単語当てをして終わらず、人から予想外の質問を受ける中で試してください。会話中に言い換え、そのまま理由や例まで続けるところが実践です。

8. Q&A

Q. 単語が出ない時に “I don’t know” と言っても大丈夫ですか?
A. 言っても構いませんが、そこで終わらず “but it’s something you use to …” のように説明を続けます。短い前置きの後に意味を届けることが大切です。

Q. 言い換えで文法を間違えたら不利ですか?
A. 文法も評価対象ですが、一つの単語を待って長く止まるより、使い慣れた短い文で意味を表す方が会話を続けやすくなります。

Q. 難しい同義語をたくさん覚えるべきですか?
A. 同義語も役立ちますが、数だけを増やす必要はありません。よく使う語の言い換えと、種類・目的・特徴で説明する練習を組み合わせてください。

Q. Part 2で名前を忘れたら話題を変えてもいいですか?
A. 名前が出なくても、その物や場所を説明して話を続けられます。説明後は、いつ・誰と・何をしたかなど、用意した話の順番へ戻りましょう。

最後にさらっとまとめ

  • 単語が出なくても、回答全体を止める必要はありません
  • 言い換えは同義語だけでなく、種類・目的・特徴・具体例でも作れます
  • 説明できたら、質問への意見や経験へ戻ります
  • 身近な3語を一日10分説明すると、言い換えへ切り替えやすくなります

IELTSスピーキングでは、知っている単語の数だけでなく、今ある英語を柔軟に使うことが大切です。正解の一語が出ない時も、種類や目的を短く説明し、そのまま自分の答えを続けてみてください。

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