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【コラム】IELTSスピーキングで質問が聞き取れない時は?|聞き返し方と対策

NOLIE English Column

IELTSスピーキングで質問が聞き取れない時は?|聞き返し方と対策

質問を一度で理解できず、聞き返したら減点されるのではないかと不安な方へ。

IELTSスピーキングでは、自分の答えを考える前に、試験官の質問が聞き取れず焦ることがあります。単語を一つ聞き逃した。Part 3の質問が長く、何について意見を求められているのか分からない。聞き返したいけれど、評価が下がりそうで黙ってしまう。こうした不安は珍しくありません。

結論から言うと、質問を聞き取れなかった時は、丁寧に聞き返して大丈夫です。IELTSの公式案内でも、試験官へ質問の繰り返しや確認を求められると説明されています。分からないまま見当違いの回答を始めるより、短く確認してから答える方が会話として自然です。

ただし、考える時間がほしいだけなのに毎回質問を繰り返してもらうと、聞き返しに頼っている印象になりやすいです。今回は、「聞こえなかった」「意味が分からない」「考える時間が必要」の3つを分け、状況に合う表現と練習法を整理します。

先に答え:分からない理由に合わせて一言だけ返す

HEAR

音が聞こえなかった
Could you repeat that, please?

MEANING

意味を確認したい
What do you mean by …?

THINK

考える時間がほしい
Let me think for a moment.

ヘッドホンを着けてパソコンで英語の質問を聞く学習者

Photo: Vitaly Gariev / Unsplash

この記事でわかること

  • IELTSスピーキングで質問を聞き返してよい範囲
  • 聞こえない時と意味が分からない時の表現の違い
  • Part 1・Part 3で質問の中心をつかむ方法
  • 聞き返しに頼りすぎないための会話練習

NOLIE英会話教室について

NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。質問を聞き返し、意図を確認し、その場で自分の答えを作る練習を大切にしています。

無料体験でできること

IELTS形式の質問へ答えながら、聞き取れない原因と自然な聞き返し方を一緒に確認できます。

目次

  1. 質問を聞き返しても大丈夫
  2. 聞き取れない原因を3つに分ける
  3. 音が聞こえなかった時の聞き返し
  4. 意味が分からない時の確認
  5. 考える時間は別の表現で作る
  6. Part 1・Part 3で見るポイント
  7. 聞き返しに頼りすぎない練習
  8. よくある質問

1. IELTSスピーキングでは質問を聞き返しても大丈夫

IELTSスピーキングは、暗記した英文を一方的に話す試験ではなく、試験官とのやり取りです。そのため、質問が聞こえなかった時に、丁寧にもう一度言ってもらうことはできます。一度聞き返しただけで、直ちにスコアが下がると考える必要はありません。

むしろ、分からないまま推測して答えると、質問から大きくずれやすくなります。短く聞き返して質問を理解し、内容に合う回答へ戻る方が安全です。

ただし、ほぼすべての質問で繰り返しを求めると、会話の流れが細かく止まります。聞き返しは使ってはいけない表現ではなく、必要な時に使う会話の道具として準備しておきましょう。

2. 「聞き取れない」を3つに分ける

質問が分からない時、すべてをリスニング不足だと考えやすいですが、実際には止まる場所が違います。まず自分がどの状態なのかを判断できると、返す一言も練習方法も選びやすくなります。

音の問題
質問の一部または全体が音として聞こえなかった。
意味の問題
音は聞こえたが、単語や質問の意図が分からなかった。
内容の問題
質問は分かったが、意見や具体例がすぐに出なかった。

音が聞こえなければ、繰り返しを頼みます。意味が分からなければ、分からない言葉や意図を確認します。内容を考えているだけなら、質問を繰り返してもらうのではなく、考える時間を作る表現を使います。

この区別がないと、答えが思いつかないたびに “Could you repeat that?” と言ってしまいます。試験練習では、聞き返した回数だけでなく、その理由も記録すると弱点が見えやすくなります。

3. 音が聞こえなかった時は短く聞き返す

質問の音が取れなかった時は、長い説明をせず、短く丁寧に繰り返しを頼みます。次の3つを声に出せるようにしておけば十分です。

Could you repeat that, please?
もう一度言っていただけますか。

Could you say that again, please?
もう一度言っていただけますか。

Sorry, I didn’t catch that.
すみません、聞き取れませんでした。

一語だけ聞こえなかった場合でも、質問全体をもう一度聞けば文脈から意味が分かることがあります。聞き返した後は、聞けなかったことを引きずらず、その質問への回答へすぐ移ります。

普段の会話でも質問の最初を取り逃しやすい人は、疑問詞と質問文の型を聞き取る練習も役立ちます。IELTS対策とは分けて、日常会話の短い質問から耳を慣らせます。

4. 意味が分からない時は、分からない場所を絞る

質問は聞こえたけれど、単語の意味や何を比べるのかが分からない時は、質問全体を何度も聞くより、分からない場所を絞って確認します。

What do you mean by “public facilities”?
“public facilities”とはどういう意味ですか。

Do you mean in my country?
私の国について、という意味ですか。

Could you explain the question in a different way?
別の言い方で質問を説明していただけますか。

特にPart 3は、社会や教育、技術など抽象的な話題が増えます。主語が people なのか governments なのか、現在の話か将来の話か、原因を聞かれているのか影響を聞かれているのかを確認すると、回答の方向が決まりやすくなります。

分からない単語があっても、質問全体の中心が取れていれば答えられることがあります。一語を理解することと、質問へ答えるために必要な情報をつかむことを分けて考えましょう。

聞き返す練習も、実際の会話の中で

表現を覚えても、本番で急に使うのは難しいものです。オンラインレッスンであえて聞き返し、確認後に答えるところまで練習すると、試験でも落ち着いて使いやすくなります。

無料体験で練習する

5. 考える時間がほしい時は、聞き返しと分ける

質問は理解できたのに答えが思いつかない時、もう一度質問を聞くと数秒考えられます。しかし、これは聞き取れなかったわけではありません。考える時間には、会話をつなぐ表現を使う方が自然です。

Let me think for a moment.
少し考えさせてください。

That’s an interesting question.
興味深い質問ですね。

I haven’t thought about that before, but …
今まで考えたことはありませんでしたが、……。

つなぎ表現の後に長く沈黙すると、時間を作る言葉だけが目立ちます。まず簡単な立場を言い、理由を後から足す方が回答を始めやすくなります。

Part 3で意見が出にくい場合は、聞き返しよりも答えの組み立てが課題かもしれません。抽象的な質問を答えやすくするコツも確認してみてください。

6. Part 1・Part 3で質問の中心を見る

Part 1では、住んでいる場所、仕事や勉強、趣味、日常生活など身近な質問が中心です。最初の疑問詞と動詞を取れると、質問全体を一語ずつ理解できなくても答えやすくなります。

Part 1

Do you …? → 好きか・するか
How often …? → 頻度
Why …? → 理由

Part 3

Why do people …? → 一般的な理由
How has … changed? → 変化
Should governments …? → 賛否

Part 1では短く直接答え、理由や例を一つ足します。回答の長さに迷う場合は、Part 1で短すぎ・長すぎを防ぐ方法へつなげると整理しやすいです。

Part 2はタスクカードを見ながら準備するため、Part 1・3のような質問への聞き返しとは状況が異なります。カードの項目を見て、誰・いつ・どこ・何をした・なぜ印象に残った、など話す順番を1分で作ることを優先します。

7. 聞き返しに頼りすぎないための10分練習

聞き返し表現を覚えるだけでは、質問を理解する力そのものは変わりません。練習では、質問を聞き、中心を取り、必要なら確認し、最後に答えるところまでを一つの流れにします。

1. 3分
Part 1・3の質問を音声で5問聞く。
2. 3分
疑問詞・主語・中心語だけメモする。
3. 2分
聞けなかった原因を3種類に分ける。
4. 2分
聞き返しから回答まで声に出す。

録音を聞く時は、発音のきれいさだけではなく、聞き返した後にすぐ回答へ戻れているかを確認します。同じ質問を二度目に聞いた時に理解できるなら、音の処理が課題です。二度聞いても意味が分からないなら、語彙や質問パターンを見直します。

質問を理解できても答えの途中で単語が出ない場合は、別の課題です。知っている英語で言い換える方法を使い、回答を止めずに続けましょう。

8. よくある質問

Q. 一回聞き返したら減点されますか?
A. 必要な時に丁寧に繰り返しや確認を求めることはできます。一回の聞き返しだけを恐れるより、質問を理解して内容に合う回答へ戻ることを優先しましょう。

Q. 毎回聞き返しても大丈夫ですか?
A. 毎回になると会話の流れが止まりやすくなります。音・意味・考える時間のどこで止まったかを分け、考える時間には別の表現を使いましょう。

Q. “Pardon?”だけでも通じますか?
A. 通じますが、本番用には “Could you repeat that, please?” のような一文を安定して言えるようにしておくと、意図がより明確です。

Q. 質問を言い換えてもらえますか?
A. 意味が分からない時は、丁寧に説明や確認を求められます。ただし別の質問へ変更してもらうこととは違います。分からない場所を絞って確認するのがおすすめです。

最後にさらっとまとめ

  • IELTSスピーキングで質問を聞き取れない時は、丁寧に聞き返して大丈夫です
  • 音が聞こえない・意味が分からない・考える時間が必要、の3つを分けます
  • 聞き返しは短く行い、理解できたら回答へ戻ります
  • Part 1は疑問詞と動詞、Part 3は主語・時点・問われ方を確認します
  • 練習では質問を聞くところから回答までを一続きで行います

聞き返すことは、英語ができない証拠ではありません。分からない状態をそのままにせず、相手と意味を確認しながら会話を続ける力です。試験本番だけで急に使おうとせず、普段の会話練習から声に出して慣れておきましょう。

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