【コラム】IELTSスピーキングPart 3の比較質問|昔と今・2つの選択肢の答え方
NOLIE English Column / IELTSスピーキング
【コラム】IELTSスピーキングPart 3の比較質問|昔と今・2つの選択肢の答え方
「昔と今はどう違いますか?」「一人で勉強するのと、グループで勉強するのはどちらがいいですか?」。IELTSスピーキングPart 3で、こうした比較の質問をされると止まってしまうことはありませんか。
まずは比べる観点を一つ決めて、両方について話すのがコツです。費用なら費用、便利さなら便利さ。そこに理由や影響を足すと、違いが伝わりやすくなります。
Part 3は、Part 2に関連する話題を、より一般的・抽象的に話し合うパートです。今回は比較に絞って、追加の質問への返し方まで練習してみましょう。

1. 比較する観点を一つ決める
比較の質問で難しいのは、良い点をたくさん思いつくことより、何を比べるか決めることです。
たとえば都会と田舎なら、「都会には電車が多い」「田舎には自然が多い」と別々の話を並べることもできます。でも、最初は移動のしやすさに絞ると、違いを説明しやすくなります。
- 都会:公共交通機関で移動しやすいことがある
- 田舎:車が必要になる地域もある
- その違い:車を持っていない人の暮らしやすさに関わる
地域による違いもあるので、mayやoftenを使ったり、it depends on the areaと補ったりすると、言い切りすぎずに話せます。
これは練習のための組み立て方です。すべての質問に同じ順番で答える必要はありません。意見自体が浮かばない時は、Part 3で意見を整理する方法も参考になります。
2. 「昔と今」を比べる会話例
過去と現在の比較では、「以前はどうだったか」「今はどうか」を一つずつ言ってみましょう。次は、人との連絡方法についての練習です。
How has the way people keep in touch changed?
人々の連絡の取り方は、どのように変わりましたか?
In the past, people often made phone calls. These days, many use messaging apps because they can reply when they have time. However, phone calls are still useful for a longer conversation.
以前は電話をすることがよくありました。今は都合の良い時に返事ができるので、メッセージアプリを使う人が多いです。ただ、長く話したい時は今でも電話が役立ちます。
Is that always a positive change?
それは常に良い変化だと思いますか?
Not always. Messaging is convenient, but a short message can be misunderstood. For example, it’s harder to tell whether someone is joking.
いつもそうとは限りません。メッセージは便利ですが、短い文だと誤解されることもあります。たとえば、相手が冗談を言っているのか分かりにくいです。
最初の答えでは、連絡方法と返信のしやすさを比べています。次の質問では、同じ説明を繰り返すのではなく、誤解が起きる可能性を足しています。
In the pastとThese daysを覚えておくと、話の切り替わりが伝わります。例文全体を暗記するより、自分が説明できる話題でも使ってみてください。
3. 「都会と田舎」を比べる会話例
二つの選択肢を比べる時は、片方だけを褒めて終わらないようにしてみましょう。違いを答える質問なら、無理にどちらが上か決めなくても大丈夫です。
What are the differences between living in a city and living in the countryside?
都会で暮らすことと、田舎で暮らすことには、どのような違いがありますか?
One difference is transport. Cities may have more bus and train services, while people in the countryside often need a car. That can make daily travel easier in a city, although it depends on the area.
一つの違いは交通です。都会ではバスや電車の本数が多いことがありますが、田舎では車が必要なことがよくあります。そのため、都会の方が日々の移動をしやすい場合もあります。ただ、地域によります。
Which place is better for families?
家族にとっては、どちらの方が良いですか?
It depends on their needs. A city may be better if they want schools and shops nearby. The countryside may suit families who prefer more space and a quieter environment.
家族の求めるものによります。学校やお店が近くにあってほしいなら、都会の方が良いかもしれません。広さや静かな環境を好む家族には、田舎が合うこともあります。
One difference is transport.で観点を先に伝えると、そのあとを話しやすくなります。追加の質問では、家族が何を重視するかという条件を入れています。
「どちらが良いか」と聞かれても、すべての人に当てはまる答えを探す必要はありません。条件を説明できれば、It dependsからも話を広げられます。
4. 比較に使うwhile・than・used to
比較の表現は、難しいものをたくさん覚えるより、使い分けが分かるものを少し持っておく方が練習しやすいです。
- Online classes are more flexible than classroom lessons.
オンライン授業は、教室での授業より柔軟に受けられます。
比較級+thanで、何と比べているかを伝えます。 - Group study helps people share ideas, while studying alone can make it easier to concentrate.
グループ学習は意見の共有に役立つ一方、一人での勉強は集中しやすいことがあります。
whileで、二つの文を対比できます。 - People used to rely more on phone calls.
人々は以前、もっと電話に頼っていました。
used to+動詞の原形は、以前の習慣や状態を話す時に使えます。
Whileには「~している間」という意味もあります。上の例では「一方で」と、違いを示しています。Used toは、今は同じではないという含みがあるので、過去のことなら何でも使うわけではありません。
「もっと簡単」はmore easierでいい?
Easierだけで比較の形になっています。More easierではなく、easier than …を使います。差を強調したい時はmuch easierとも言えます。
Studying at home is much easier for me than studying in a noisy café.
私にとっては、騒がしいカフェで勉強するより、家で勉強する方がずっと楽です。
ここにある英文は、考え方を説明する練習例です。自分の意見が違うなら、内容も変えて使ってみましょう。答えの入り方は、I think以外の自然な言い出し方でも確認できます。

5. It dependsだけで終わらせない
「場合による」と思う質問もありますよね。その時は、何によるのかを続けると、曖昧な返事で終わらずに済みます。
Is it better for children to study alone or in groups?
子どもは、一人で勉強する方がいいですか。それともグループがいいですか?
It depends on the task. A group can help children exchange ideas, while studying alone may be better for concentrating. For a project, I’d prefer group work, but for learning new words, individual study can work well.
課題によります。グループなら意見を交換できますが、集中するには一人での勉強の方が良いかもしれません。共同課題ならグループ、単語を覚えるなら個別学習がうまくいくこともあります。
Can group study cause problems?
グループ学習で問題が起きることはありますか?
Yes. Some children may do most of the work, while others contribute very little. Clear roles can help, but the teacher still needs to check that everyone is involved.
あります。一部の子どもがほとんどの作業をして、ほかの子があまり参加しないこともあります。役割を明確にするのは役立ちますが、先生が全員の参加を確認することも必要です。
最初の答えは、It depends on the task.と条件を明確にしています。そのあとに「共同課題」と「単語学習」を出しているので、使い分けも伝わります。
追加の質問では、グループ学習を否定するだけでなく、役割を決めるという対応にも触れています。長く話そうとするより、聞かれたことを一つずつ説明してみてください。
会話・練習問題はオリジナルの例です。人物はPexelsのイメージ写真です。
6. 比較の答え方を練習する10分メニュー
自宅で練習するなら、同じ質問に二回答えてみるのがおすすめです。次の時間配分は、試験の指定ではなく練習用の目安です。
- 2分:質問を一つ選び、比べる観点をメモする。
- 3分:声に出して答え、録音を聞く。
- 3分:片方だけの説明になっていないか、理由があるかを確認する。
- 2分:メモを見ずに、もう一度答える。
練習には、次の質問を使ってみてください。一問だけ選んでも大丈夫です。
- How have people’s reading habits changed compared with the past?
- What are the differences between shopping online and shopping in a store?
- Is it better to work alone or as part of a team?
比べる観点の例を見る
読書習慣:紙とデジタル、読む場所、情報を探す速さなど。
買い物:商品を確かめられるか、移動時間、店員に相談できるかなど。
仕事:集中しやすさ、意見の交換、仕事の分担など。
観点を選んだら、両方について一文ずつ作り、理由や具体例を足してみましょう。
比較表現を使えば、6.5に届く?
特定の表現を使うだけでスコアが決まるわけではありません。スピーキングは、流暢さと一貫性、語彙、文法の幅と正確さ、発音の四つの観点で評価されます。
比較の練習も、話を整理して伝える練習の一つです。Whileを何度も入れるより、質問に合う内容を、自分で使える英語で説明することを意識しましょう。
比較の質問は、話す材料を増やすだけでなく、並べ方を変えると答えやすくなります。同じ観点で両方を説明し、理由や条件を少し足すところから始めてみてください。
一人で答えを作れても、追加の質問で止まってしまうことはあります。NOLIEはオンラインの会話専門英会話です。人と話しながら、質問に合わせて答えを組み立てる練習をしてみませんか。
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