【コラム】英検2級の長文が読めない人へ|時間内に読み切るための考え方
NOLIE English Column
【コラム】英検2級の長文が読めない人へ|時間内に読み切るための考え方
単語を覚えているのに、長文になると時間が足りなくなる方へ。
英検2級の長文問題で、「単語は少し分かるのに最後まで読めない」「設問を見た時には時間がない」と感じる人はかなり多いです。長文になると、一文ずつ日本語に訳して、知らない語で止まって、結局何が大事だったのか分からなくなりやすいです。
ただ、長文問題は、最初から最後まで完璧に訳せるかを競うものではありません。文章の流れをつかみ、設問に関係する根拠を見つけて答えることが大切です。
今回は、英検2級の長文が読めない人に向けて、時間内に読み切るための考え方と、練習で見直したいポイントを整理します。
長文は「全部を訳す」より「答えの根拠を探す」
設問を先に確認し、段落ごとの役割をつかみ、必要な場所で根拠を確かめる。この順番に変えるだけで、読み方はかなり安定します。
この記事でわかること
- 英検2級の長文で時間が足りなくなりやすい理由
- 全文訳に寄りすぎないための読み方
- 設問と段落を使って根拠を見つけるコツ
- 長文の復習を次の正答につなげる方法
NOLIE英会話教室について
NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。英文を読んで終わりにせず、要点を自分の言葉で言う、分からない所を聞き返すといった、英語を使う感覚も大切にしています。
目次
1. 英検2級の長文で時間が足りなくなる理由
時間が足りなくなる人の多くは、読むスピードだけが遅いわけではありません。分からない単語で止まる、一文ずつきれいな日本語に直す、何を聞かれているか分からないまま本文を読む。この3つが重なると、読む時間がどんどん増えていきます。
特にまじめな人ほど、「全部分からないと答えられない」と思いやすいです。でも設問が求めているのは、本文のすべてではなく、ある部分の理由や具体例、結論であることが多いです。まずは、答えるために必要な情報を探す読み方へ少し寄せてみましょう。
2. 全文を訳そうとしすぎなくていい理由
長文を読む時に日本語訳を作ること自体は悪くありません。ただ、本番で毎文を完璧な日本語にしていると、次の文が読めなくなります。まずは英語の順番のまま、「誰の話か」「何が起きたか」「なぜか」をざっくり取る方が大切です。
例:Many people started using the service because it was easy to access.
many people → started using → because it was easy。この流れが取れれば、最初から自然な日本語に整えなくても意味は追えます。
最初の目標は「一文をきれいに訳すこと」ではなく、「文章がどちらの方向へ進んでいるかを見失わないこと」です。
3. 設問を先に見て、探すものを決める
本文を読む前に、設問を数秒だけ確認しておくと、読む時の目線が変わります。何を答える問題なのかが分かれば、関連する人物、場所、理由、時期に注意を向けられるからです。
設問で見たい言葉の例
- why があれば、理由を説明している部分を探す
- how があれば、方法や変化に注目する
- what happened があれば、出来事や結果を追う
設問の英語をすべて訳せなくても大丈夫です。まずは疑問詞と、固有名詞や目立つ単語を見つけるだけでも、本文で探す場所が絞りやすくなります。
4. 段落ごとの役割をざっくりつかむ
長文は、段落ごとに役割が分かれていることが多いです。最初の段落で話題を出し、中ほどで理由や具体例を説明し、最後で結果やまとめを伝える。この流れを意識すると、細かい単語が分からなくても文章の骨組みを追いやすくなります。
最初の段落
誰・何についての文章かをつかみます。
中ほどの段落
理由、変化、具体例のどれかを探します。
最後の段落
結果、筆者の考え、今後の話に注目します。
but、however、because、for example、as a result のような言葉も、文章の流れをつかむ助けになります。すべてを覚えようとせず、「ここで話が変わる」「ここは理由だ」と気づくところからで十分です。
5. 知らない単語で止まりすぎないコツ
知らない単語が一つ出ると、そこで止まってしまう人は多いです。ただ、その単語が答えに直接関係しないこともあります。前後の文から、良い話なのか悪い話なのか、人なのか物なのか、変化なのかを推測できれば、まずは先へ進んで大丈夫です。
一方で、同じ単語が何度も出る、設問にも出ている、文章の結論にありそうな時は重要かもしれません。その時だけ少し丁寧に前後を読みます。すべての単語を同じ重さで扱わないことが、時間を守るコツです。
練習後に調べる単語は、全文から大量に拾うより、「設問の根拠に関係した語」と「何度も出てきた語」を優先すると、次の長文にもつながりやすくなります。
6. 復習は「なぜ間違えたか」まで分ける
答え合わせをして、正解だけ確認して終わると、次も同じ所で止まりやすいです。間違いを次の四つに分けると、やるべき練習が見えやすくなります。
- 設問の意味を取り違えた
- 答えの根拠になる文を見つけられなかった
- 単語や表現が分からなかった
- 時間がなくなり、急いで選んだ
特に、根拠の文を見つけられなかった問題は、正解の近くに線を引いてみてください。「この設問なら、この言い換えを探す」と分かると、次に読む時の視点が変わります。リスニングにも苦手意識がある方は、英検2級リスニングの会話文対策もあわせて確認してみてください。
7. Q&A
Q: 知らない単語はその場で全部調べた方がいいですか?
A: 本番では、まず前後から意味を推測して先へ進みます。復習では、答えに関係した語や何度も出た語を優先して確認すると効率的です。
Q: 設問を先に見ると、本文の内容が入らなくなりませんか?
A: 設問を詳しく読み込みすぎる必要はありません。疑問詞や目立つ単語を軽く見るだけでも、本文で探す方向が作れます。
Q: 長文を速く読むには、何から始めればいいですか?
A: 一文ずつ完璧に訳そうとする時間を少し減らし、段落ごとに話題と流れを取る練習から始めるのがおすすめです。
Q: 毎日長文を何題も解くべきですか?
A: 量だけを増やすより、一題を解いたあとに根拠と間違いの理由を確認する方が大切です。短くても丁寧な復習を続けてみてください。
8. 最後にさらっとまとめ
- 長文は、全文を完璧に訳すより、文章の流れと設問の根拠を追うことが大切です
- 設問を軽く確認してから読むと、必要な情報を探しやすくなります
- 段落ごとの役割と、話が切り替わる言葉に注目しましょう
- 復習では、正誤だけでなく、なぜ間違えたかを分けて確認します
英検2級の長文が読めない時は、英語力が足りないと決めつけなくて大丈夫です。読む順番を少し変え、必要な根拠を探す練習を重ねると、時間の使い方は少しずつ整っていきます。
読んだ英語を、自分の言葉で話す力にもつなげたい方は、NOLIEのオンラインレッスンをご利用ください。
