【コラム】IELTS Writing Task 1のプロセス図が苦手な人へ|工程を整理して書くコツ
NOLIE English Column
IELTS Writing Task 1のプロセス図が苦手な人へ|工程を整理して書くコツ
図を見れば順番は分かるのに、英語で説明しようとすると途中で何を書けばいいか迷う方へ。
IELTS Academic Writing Task 1でプロセス図が出ると、グラフより書きやすそうに見えることがあります。矢印があり、工程も順番に並んでいるからです。
でも実際には、図にある小さな箱を一つずつ英語にしていくうちに、本文が長くなりすぎたり、Overviewが書けなかったりしやすいです。数字がないので、何を比べればいいのか分からなくなる人も少なくありません。
プロセス図で必要なのは、全部のラベルを訳すことではありません。どこから始まり、何を経て、どこで終わるのかを先に捉え、工程を意味のかたまりで説明することです。今回は、その整理の仕方を使いやすい形でまとめます。
この記事でわかること
- プロセス図で止まりやすい理由
- 書く前に見るべき3つのポイント
- Overviewと本文を分ける考え方
- 工程説明で使いやすい英語の型
NOLIE英会話教室について
NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。英語を知識として覚えるだけでなく、考えたことを順番に伝える力も大切にしています。
目次
1. プロセス図で書きにくくなる理由
グラフなら、増えた・減った・最も多い、といった見方を使えます。地図なら、何が追加されたか、どの場所が変わったかを比べられます。
一方、プロセス図では、原料や物が工程を通る間に形を変えたり、自然のサイクルが繰り返されたりします。ここで「矢印どおりに全部説明しなければ」と考えると、細部に引っ張られやすくなります。
大事なのは、工程を暗記することではなく、開始・主な変化・終了を自分で言葉にできることです。図の情報量をそのまま文章量にしないことが、最初のポイントです。
2. 最初に見るべき3つのポイント
STEP 1
どこで始まるか
原料・最初の状態・出発点を見る
STEP 2
何が変わるか
加熱・分離・移動などの主な変化を見る
STEP 3
どこで終わるか
完成品・最終状態・次の用途を見る
読む順番は、細かい番号順でなくて大丈夫です。まず始点と終点を見つけ、その間にある大きな変化を二つか三つ拾います。これができると、Overviewで何を書くかがかなり見えやすくなります。
3. Overviewは工程の全体像を書く
Overviewでは、すべての工程を並べる必要はありません。プロセスが何段階ほどで進むのか、何から何へ変わるのか、途中で大きく何が起きるのかを短くまとめます。
書きやすい型
Overall, the process consists of several stages, beginning with ___ and ending with ___.
The main changes involve ___ and ___.
たとえば、原料が集められ、加工され、最終的に製品になる図なら、個別の機械名を先に書くよりも、原料から完成品までの流れを示す方が自然です。Overviewは本文の予告ではなく、図全体を一度高いところから見せる部分だと考えると整理しやすいです。
4. 本文は工程を意味のかたまりで分ける
本文では、1番から最後まで一文ずつ説明するより、工程を二つか三つのグループに分ける方が読みやすくなります。たとえば「準備と最初の加工」「主な変化」「完成と配送」のように分けます。
前半
At the first stage, the raw material is collected and prepared for processing.
中盤
It is then heated and separated into different parts before being treated further.
後半
Finally, the finished product is packaged and delivered to consumers.
ここで使いやすいのが受け身です。誰が行うかより、物がどう処理され、どう変化するかが中心になるためです。ただし、受け身を無理に増やすことより、主語が途中で迷子にならないことを優先してください。
5. 使いやすい表現とよくある失敗
工程をつなぐ時は、難しい接続詞をたくさん探す必要はありません。順番と変化が伝わる短い表現を、繰り返し使える方が安定します。
- Initially, / At the first stage,
- Next, / Following this, / After that,
- is then heated, filtered, transported, or stored
- Once this has been done,
- Finally, / In the final stage,
よくある失敗
図のラベルをすべて同じ重さで説明してしまうことです。重要な変化が見えず、文章が長くなりやすくなります。
もうひとつは、図にない理由や効果を足しすぎることです。プロセス図では、自分の意見よりも、図に示された流れを正確に整理する方が大切です。
6. 練習をスコアにつなげる方法
プロセス図の練習では、毎回フルで書き切る前に、図を30秒から1分だけ見て次のメモを作る練習がおすすめです。
- 始点と終点を一つずつ書く
- 途中の大きな変化を二つか三つ書く
- Overviewを英語で一文作る
- 工程を二つのかたまりに分けて本文の見出し代わりにする
この下準備ができてから本文を書くと、途中で「次に何を書くか」が分からなくなりにくいです。グラフのように数字を探す練習ではなく、変化と順番を言葉にする練習だと切り替えるのがポイントです。
Task 1のグラフ説明が苦手な方は、最初に見るポイントを整理した記事も参考にしてみてください。地図問題とは、同じTask 1でも見るべき情報が少し違います。
最後にさらっとまとめ
- プロセス図は、細かいラベルを全部訳す問題ではありません
- 始点・主な変化・終点を先に見つけるとOverviewが書きやすくなります
- 本文は工程を二つか三つの意味のかたまりに分けると整理しやすいです
- 難しい表現より、順番と変化が伝わることを優先します
IELTS Writing Task 1のプロセス図で迷う時は、英語力が足りないというより、図の見方が細かくなりすぎていることがあります。全体像をつかんでから工程を分ければ、書き始めはかなり軽くなります。
