【コラム】英検2級の単語帳が続かない人へ|覚えた語を使える英語に変える3ステップ
NOLIE EIKEN Column
英検2級の単語帳が続かない人へ|覚えた語を使える英語に変える3ステップ
単語帳を開いているのに、長文やリスニングになると知っている語が出てこない方へ。
英検2級に向けて単語帳を始めたものの、「何周しても覚えた気がしない」「見れば分かるのに長文では止まる」と感じる人はかなり多いです。単語帳を最後まで進められないと、勉強が足りないように思えて焦りやすいです。
ただ、続かない原因は意志の弱さとは限りません。単語を日本語訳だけで覚えようとしたり、一日に覚える量を増やしすぎたりすると、覚えた語が問題の中でつながりにくくなります。
英検2級の単語帳は、完璧に暗記してから問題へ進むものではありません。見て意味をつかむ、音で分かる、文の中でもう一度会うという流れにすると、少しずつ使える語彙になっていきます。
VOCABULARY IN 3 STEPS
見る
聞く
使う
意味だけで終わらせず、音と文に一度つなげます。
この記事でわかること
- 英検2級の単語帳が続きにくい理由
- 一日に覚える量より大切な、単語の見方
- 見て分かる単語を、音と文につなげる方法
- 問題演習と単語帳を無理なく往復するコツ
NOLIE英会話教室について
NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。英検対策でも、単語を覚えるだけで終わらせず、読んだり聞いたりした英語を自分の言葉で使う感覚まで大切にしています。
目次
1. 単語帳が続かないのは、覚え方が合っていないこともある
単語帳が続かないと、「自分は暗記が苦手だ」と思いやすいです。ただ、単語学習で疲れやすいのは、覚える量が多いことだけが理由ではありません。意味を一つずつ丸暗記し、翌日には忘れ、また最初から確認する。この繰り返しになると、前に進んでいる感覚が持ちにくくなります。
英検2級に必要なのは、単語の日本語訳を一語ずつ完璧に言えることだけではありません。長文で見た時に大まかな意味をつかむこと、リスニングで音として気づくこと、ライティングで使えそうな語を持つことも大切です。
続きにくくなりやすい流れ
単語と訳だけを見る → 覚えたか不安になる → 一日に詰め込む量を増やす → 復習が重くなって開けなくなる
まずは、単語帳を「毎日何ページ終えるもの」ではなく、英語に何度も会うための土台だと考えてみましょう。
2. 最初から一冊を完璧にしようとしない
英検2級の単語帳を始める時に、「一周目で全部覚えなければ」と考えると、かなり重くなります。一回見ただけで定着しないのは普通です。単語は、見た回数だけでなく、違う形で出会った回数によっても残りやすくなります。
一周目は、意味をざっくり知る時間で大丈夫です。二周目で迷う語に印をつけ、問題や例文で会った時にもう一度確認する。このように何度か触れる方が、最初から一語ずつ止まるより続けやすいです。
一周目の目標
見た時に「たぶんこういう意味」と思える語を増やします。
二周目以降の目標
迷う語を絞り、音や例文と一緒にもう一度確認します。
単語帳を終わらせることより、迷う単語を少しずつ減らすことを目標にした方が、実際の問題でも変化を感じやすくなります。
3. ステップ1:意味は「一つの場面」と一緒に見る
単語を覚える時に、日本語訳をいくつも並べると混乱しやすくなります。最初は、その単語がどんな場面で出てきそうかを一つ持つ方が使いやすいです。
例:environment
「環境」という訳だけを見るより、protect the environment のように、環境問題の話で出る語だと一緒に見ます。
このように短い組み合わせを一つ持つと、長文やライティングで見た時にも思い出しやすくなります。
例文を全部暗記する必要はありません。単語帳に例文があれば、まずは一文の意味を確認して、「自分ならどんな話題で使いそうか」を少し考えるだけで十分です。
英検2級の長文が読みにくい人は、長文で根拠を探す読み方も合わせて確認すると、単語が本文でどう働くかを見やすくなります。
4. ステップ2:音声を聞いて、短く声に出す
見れば分かるのにリスニングで分からない時は、単語の意味と音がまだつながっていないことがあります。英検2級の単語帳に音声があるなら、意味を確認したあとに一度聞き、自分でも短く声に出してみるのがおすすめです。
発音を完璧にすることが目的ではありません。音を聞いた時に、「あの単語だ」と気づけるようにするためです。単語一語だけでなく、例文の一部をまねると、語の強さや前後とのつながりも感じやすくなります。
短く声に出す時の流れ
- 意味を一度確認する
- 音声を聞く
- 一語か、短い例文の一部だけまねる
- 翌日にもう一度、音から意味を思い出す
英検2級の会話文リスニングで聞き逃しやすい人は、会話文で見るポイントも役立ちます。単語帳で覚えた語を、実際の音の流れで見つける練習につなげてみてください。
5. ステップ3:問題の中で再会した語に印をつける
単語帳で覚えた語を、問題の中でもう一度見つけると、記憶はかなり残りやすくなります。長文やリスニング、英作文のモデル文で「あ、さっき見た語だ」と気づくことが、単語帳と試験対策をつなぐ時間になります。
おすすめは、問題を解く時に知らない単語だけでなく、単語帳で見たばかりの語にも小さく印をつけることです。正解できたかどうかとは別に、出会えた語を確認するだけで、単語帳を進める意味が見えやすくなります。
復習で見る3つ
- 単語帳では知っていたのに、本文で意味が取れなかった語
- 音では気づけなかった語
- 自分の英作文なら使えそうだと思った語
過去問を使う時は、何回分解くかだけではなく、単語の再会をどう残すかも大切です。英検2級の過去問の使い方では、解きっぱなしを防ぐ復習の考え方を紹介しています。
6. 忘れた単語は、最初からやり直さなくていい
前に覚えた単語を忘れていると、単語帳の最初に戻りたくなることがあります。でも、忘れた語だけを何度も最初からやり直すと、新しい語に進めなくなりやすいです。
忘れたことは、失敗ではありません。「今はまだ定着していない」と分かっただけです。迷った語に印をつけ、次の日・数日後・問題で出会った時に見直す方が、負担を小さくしながら繰り返せます。
すぐ思い出せた語
先へ進んで大丈夫です。毎回長く見直す必要はありません。
少し迷った語
印をつけ、音声や短い例と一緒に次の日も確認します。
全く分からなかった語
意味と場面を一つに絞り、問題で会った時にもう一度戻ります。
全部を同じように復習しないことが、単語帳を続けるコツです。
7. 1日15分で回す単語帳の使い方
単語帳は、長時間まとめてやるより、短く何度も触れる方が続きやすい人も多いです。忙しい日は、新しい単語を増やさず、前日に印をつけた語を見るだけでも大丈夫です。
1日15分の基本メニュー
- 5分:新しい語を10語ほど見て、意味と一つの場面をつかむ
- 4分:音声を聞き、迷う語だけ短く声に出す
- 3分:前日に印をつけた語を見直す
- 3分:長文・リスニング・例文のどれかで出会った語を一つ確認する
週に一度は、単語帳を閉じて「今週見た語で何を言えそうか」を考えてみましょう。たとえば environment なら、We should protect the environment. のような短い文で十分です。
英検2級の英文要約に取り組む人は、本文を写しすぎないための3ステップも参考になります。単語を増やすだけでなく、知っている語を短い文で使う練習につながります。
8. Q&A
Q: 英検2級の単語帳は一冊だけでいいですか?
A: 最初は一冊を中心にして大丈夫です。複数の本を同時に増やすより、問題で出会った語をその一冊に戻って確認する方が続けやすいです。
Q: 一日に何語覚えるべきですか?
A: 数より、次の日に少しでも見直せる量が大切です。10語程度から始め、負担がなければ少し増やす形で十分です。
Q: 派生語や熟語まで全部覚えるべきですか?
A: 最初から全部を同じ深さで覚える必要はありません。本文や問題で何度も出るもの、意味が取りにくかったものから優先しましょう。
Q: 単語帳だけで英検2級に受かりますか?
A: 単語は大切な土台ですが、読解・リスニング・ライティングの形式に慣れる練習も必要です。単語帳と問題演習を少しずつ行き来するのがおすすめです。
9. 最後にさらっとまとめ
- 単語帳が続かない時は、量だけでなく覚え方を見直します
- 一周目から完璧を目指さず、迷う語を少しずつ絞ります
- 意味だけでなく、音と短い場面を一緒に確認します
- 問題の中で再会した語を大切にすると、使える語彙へつながります
英検2級の単語帳は、覚えたか忘れたかだけで判断しなくて大丈夫です。見たことがある語が増え、音で少し気づけ、問題の中で意味が取れるようになる。その小さな変化を重ねる方が、単語は実際の英語につながりやすいです。
覚えた英語を、読んで終わりにせず会話でも使えるようにしたい方は、NOLIEのオンラインレッスンをご利用ください。
