【コラム】IELTSリスニング Section 4が苦手な人へ|講義を追うための3つの準備
NOLIE IELTS Column
IELTSリスニング Section 4が苦手な人へ|講義を追うための3つの準備
講義形式の音声で、一問聞き逃したあとに後半まで置いていかれてしまう方へ。
IELTSリスニングのSection 4は、一人の話し手による講義形式の音声を聞きながら答えるパートです。会話のように相手の反応から内容を予測しにくいため、途中で一つ聞き逃すと、そのまま話の流れまで見失いやすくなります。
ただ、Section 4で必要なのは、最初からすべての単語を聞き取ることではありません。答えの形を予測すること、話の転換をつかむこと、聞き逃しを引きずらないことを分けて練習すると、講義を追いやすくなります。
この記事では、IELTSリスニング Section 4が苦手な人向けに、聞く前・聞いている間・聞いた後で見直したい準備を整理します。
LECTURE FLOW
設問を
見る
転換を
追う
失点を
分ける
聞く前・聞いている間・聞いた後を分けると、復習の方向が見えやすくなります。
この記事でわかること
- IELTSリスニング Section 4で急に苦しくなりやすい理由
- 音声が始まる前に設問で見るべきポイント
- 講義の転換を追い、聞き逃しを引きずらない方法
- 聞けなかった原因を分ける復習と、1日15分の練習法
NOLIE英会話教室について
NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。IELTS対策でも、答えを覚えるだけでなく、聞こえた内容を整理して自分の言葉で返す力まで大切にしています。
目次
1. Section 4で急に苦しくなりやすい理由
Section 4が難しく感じやすいのは、英語が急に速くなるからだけではありません。一人の話し手が、あるテーマについてまとまった説明を続けるため、会話のような質問と返答の切れ目が少ないからです。
話のテーマが少し専門的に感じることもあります。ただ、すべての内容を理解しようとすると、空欄を探す余裕がなくなります。大事なのは、講義のすべてを日本語に訳すことではなく、今どの話題にいて、次にどの空欄が来そうかを追うことです。
Section 4で起きやすい流れ
一語が聞こえない → 前の空欄を考え続ける → 話題が変わったことに気づかない → 次の答えも取りにくくなる
この連鎖を防ぐために、聞く前の準備と、聞き逃した後の戻り方を先に決めておくとかなり楽になります。
2. 最初に見るのは、空欄の前後
音声が始まる前に、空欄そのものだけを見ると情報が足りません。空欄の前後まで読んで、「ここには何が入りそうか」を大まかに考える方が使いやすいです。
たとえば、空欄の前に the main ___ of とあれば、名詞が入りそうです。数がありそうか、場所の名前が来そうか、動詞の形が必要そうか。この程度の予測で十分です。答えを先に当てにいく必要はありません。
音声前に見たい3点
- 空欄には名詞・動詞・数字・固有名詞のどれが入りそうか
- 前後の文は、原因・例・結果・手順のどれを求めていそうか
- 次の空欄と近い話題か、それとも話が切り替わりそうか
この準備があると、聞こえた音をゼロから意味に変える負担が下がります。以前にスペルや単複で失点しやすい人は、IELTSリスニングのスペルミス対策もあわせて確認しておくと安心です。
3. 講義の転換を追う
Section 4では、話し手が説明の順番を示す言葉を使うことがあります。こうした言葉が聞こえた時は、次の空欄や新しい話題へ意識を移す合図として使えます。
First, … / Another point is …
新しい項目に入る時に聞こえやすい表現です。
However, … / In contrast, …
前の内容と違う面や注意点へ移る時に役立ちます。
To sum up, … / Finally, …
まとめや最後の項目に近づいた時の目印になります。
これらを単語帳のように暗記するより、短い講義音声の中で「今、話が切り替わった」と気づく練習をする方が実戦的です。聞こえた瞬間に、目線を次の空欄へ移す感覚を作りましょう。
選択肢が多い問題で話の方向を見失いやすい人は、IELTSリスニングの選択肢問題で迷いやすいポイントも参考になります。
4. 聞こえない一語で止まらない
Section 4で一番避けたいのは、前の空欄を考え続けて次の答えまで落とすことです。聞き逃した時は、「今の答えは一度保留にして、次の番号へ戻る」と決めておく方が現実的です。
音声は前に進みます。前の問題を取り返そうとしている間に、次の答えまで来ることがあります。空欄の近くに小さく印をつけ、話の流れが変わったら次へ移る。この切り替えも、Section 4で必要な力のひとつです。
聞き逃した時の小さなルール
- 聞き逃した空欄の横に印をつける
- 今聞こえている内容と、次の空欄へ意識を戻す
- 復習で、その一問だけを戻って確認する
本番で完璧に立て直そうとするより、次の一問を守ることを優先すると、全体の失点を増やしにくくなります。
5. 復習では、聞けなかった理由を3つに分ける
答え合わせで不正解だけを見ると、「もっと聞かなければ」で終わりやすいです。Section 4の復習では、聞けなかった理由を分けると次の練習が決めやすくなります。
A. 単語や意味を知らなかった
答えや周辺の重要語を、意味と音声をセットで確認します。
B. 知っていたのに音で取れなかった
音がつながった部分や弱くなった部分を、短く音読して確かめます。
C. 聞こえたが答えにできなかった
設問の読み方、語数、単複、次の問題への切り替えを見直します。
Bが多いなら短い範囲の音読やシャドーイング、Cが多いなら設問を見る練習やスペル確認を増やす、というように復習を変えられます。すべてを同じ「リスニング不足」にしないことが大切です。
6. 1日15分で回すSection 4の練習
毎日Section 4を通しで何本も解く必要はありません。短くても、聞く前・聞いた後を丁寧に分ける方が、苦手の中身を見つけやすいです。
1日15分の基本メニュー
- 2分:設問の空欄前後を見て、答えの形をざっくり予測する
- 6分:問題を解き、転換表現や聞き逃した箇所に印をつける
- 4分:スクリプトを見て、A・B・Cのどこで落としたか分ける
- 3分:聞けなかった一文だけを音読し、もう一度音声で確認する
週に一度は、時間を測って一つのSection 4を通して解く日を作ると、本番に近い集中力や切り替えも確認できます。それ以外の日は、一問ごとの原因を直す時間にして大丈夫です。
講義を聞いたあとに、「この人は何を一番伝えたかったのか」を自分の英語で一、二文にしてみるのもおすすめです。聞く力だけでなく、内容を整理して話す力にもつながります。
7. Q&A
Q. Section 4は単語をたくさん覚えないと解けませんか?
単語は必要ですが、すべての専門語を先に覚える必要はありません。まずは設問に出る形、講義の流れを示す表現、よく失点する単語を音と一緒に確認する方が進めやすいです。
Q. 一語でも聞こえないと、その後が不安になります。
一問を保留にして次へ戻る練習を、普段から入れておくのがおすすめです。本番だけで急に切り替えようとせず、練習でも印をつけて次へ進むルールを作りましょう。
Q. 毎日Section 4を一セット解くべきですか?
量を増やしすぎるより、少ない問題でも聞けなかった理由を確認する方が大切です。通し練習と、短い範囲を復習する日を分けると続けやすいです。
8. 最後にさらっとまとめ
- Section 4では、すべてを訳すより講義の流れを追うことが大切です
- 空欄の前後を見て、答えの形を大まかに予測しておきましょう
- 話の転換を示す表現を、次の空欄へ目線を移す目印にします
- 聞き逃しは保留にし、単語・音・答え方のどこで落としたかを復習で分けます
IELTSリスニング Section 4が苦手な時は、英語を聞く量だけを増やす前に、どこで話の流れを失っているかを見直すのがおすすめです。設問を見る、転換を追う、聞き逃しを引きずらない。この3つを少しずつ練習すると、講義形式の音声への苦手意識は変わりやすくなります。
NOLIEでは、IELTSの問題を解くだけでなく、聞こえた英語をどう整理し、会話や説明で使える形にするかも大切にしています。リスニングの復習方法や英語での説明に不安がある方も、お気軽にご相談ください。
