【コラム】IELTS Writing Task 1の地図問題が苦手な人へ|変化を整理して書くコツ
NOLIE IELTS Column
IELTS Writing Task 1の地図問題が苦手な人へ|変化を整理して書くコツ
情報が多くて、どこから説明すればいいか迷う方へ。
IELTS Writing Task 1の地図問題は、見た目の情報量が多く、苦手意識を持ちやすい問題です。道路、建物、木、駐車場、入口。二つの地図を見比べると、書くことが多すぎるように感じて、最初の一文で止まりやすくなります。
ただ、地図にあるものを全部同じ量で説明する必要はありません。大事なのは、何が大きく変わったかを先に選び、場所ごとにまとめて説明することです。細かいものを左から右へ順番に読むより、変化のまとまりを作る方が文章はかなり書きやすくなります。
今回は、IELTS Writing Task 1の地図問題が苦手な人向けに、見る順番、Overviewの作り方、本文の整理、使いやすい表現をまとめます。
この記事でわかること
- 地図問題で最初に確認したいこと
- Overviewで拾うべき大きな変化
- 本文を場所ごとに分けて書く方法
- 変化と位置を説明する基本表現
NOLIE英会話教室について
NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。試験のために整理した比較や説明を、会話の中でも自分の言葉で伝える練習を大切にしています。
目次
1. 地図を左から右へ説明しなくていい
地図問題で書きにくくなる一番の理由は、目に入ったものを順番に説明しようとすることです。左上にあった木、中央の道路、右下の建物、と地図をなぞっていくと、二つの地図を行き来しながら書くことになり、比較も見えにくくなります。
地図は、細かい物の一覧ではなく、場所がどう変わったかを示す資料です。まずは大きな変化を選び、そのあとに関連する細部を足す方が、読み手も変化を追いやすくなります。
2. 最初に二つの地図の関係を確認する
書き始める前に、地図が何と何を比べているのかを確認します。たとえば、過去と現在の変化なのか、現在と将来の計画なのか、二つの異なる場所なのかで、使う表現が少し変わります。
最初に見る3つ
・いつの地図か
・同じ場所の変化か、別の場所の比較か
・完成している変化か、計画されている変化か
ここが分かると、導入文の方向が決まります。導入では、問題文をそのまま写すより「二つの地図が何を示しているか」を短く言い換える意識で十分です。
3. Overviewでは大きな変化を二つ選ぶ
Overviewでは、地図全体を見て一番大きい変化を二つほど選びます。建物が増えた、空いた土地が別の用途に変わった、道路が整備された、施設が一つにまとまった。このような「全体の印象が変わること」が候補です。
Overviewの例
Overall, the area became more developed, with several new facilities added. In particular, the open land in the north was replaced by buildings and a new road was constructed.
ここでは、細かな位置関係まで書き切る必要はありません。「何が最も変わったか」を先に渡すことが大切です。
4. 本文は場所ごとにまとめる
本文では、地図を二つに分けるイメージが使いやすいです。たとえば北側と南側、中央と周辺、入口付近と奥側のように、場所でグループを作ります。同じ場所で起きた変化を一つの段落にまとめると、比較が自然になります。
本文1:北側・中央
空いた土地が何に変わったか。道路や入口がどう変化したか。
本文2:南側・周辺
既存の施設が残ったか。新しい施設や駐車場がどこに加わったか。
「以前の地図を全部説明してから、後の地図を全部説明する」より、同じ場所を比べながら書く方が変化を伝えやすいです。
5. 変化を説明する基本表現
地図問題では、複雑な語彙を増やすより、変化の種類ごとに基本表現を持っておく方が使いやすいです。
追加された:a car park was added / a new path was built
置き換わった:the garden was replaced by a café
取り除かれた:the old building was removed
変わらなかった:the entrance remained in the same place
一つの地図に「増えた」「移った」「残った」が混ざることはよくあります。変化の種類に合わせて動詞を選ぶと、文を作りやすくなります。
6. 位置関係はシンプルに書く
位置を説明する時は、難しく言いすぎなくて大丈夫です。north of、next to、opposite、at the end of のような基本表現を正確に使う方が、長い説明より分かりやすくなります。
- The café was built next to the entrance.
- A car park was added to the north of the main road.
- The new building was placed opposite the library.
一文に位置情報を詰め込みすぎると、主語と動詞が分かりにくくなります。まず変化を書き、そのあとに場所を足す順番にすると安定します。
7. 地図問題でやりがちな失敗
- 細部を全部書こうとする:大きな変化が埋もれやすくなります。
- Overviewが細かすぎる:位置説明は本文へ回し、全体の変化を先に書きます。
- 二つの地図を別々に説明する:同じ場所を比べながら書く方が変化が伝わります。
- 未来の計画を過去形で書く:地図が計画を示す場合は、時制も問題文に合わせます。
グラフ問題でOverviewや比較が苦手な人は、IELTS Writing Task 1のグラフ説明の記事も参考になります。資料の形は違っても、細部の前に全体をつかむ考え方は共通しています。
8. Q&A
Q. 地図にあるものは全部書くべきですか?
A. すべてを同じ量で書く必要はありません。大きな変化を中心にし、説明に必要な細部を足します。
Q. Overviewには何を書けばいいですか?
A. 地図全体で最も目立つ変化を二つほど選びます。建物の増加、空いた土地の用途変更、道路の整備などが候補です。
Q. 方角が苦手です。
A. north、south、east、west と next to、opposite のような基本表現からで大丈夫です。地図問題ごとに使った表現を残すと定着しやすいです。
Q. 文章が長くなりすぎます。
A. 一文で複数の場所を説明しすぎていないかを見ます。変化を一つ書き、場所を一つ足す形に分けると整理しやすいです。
9. 最後にさらっとまとめ
- 地図問題は、細部を順番に説明する問題ではありません
- 最初に二つの地図の関係と大きな変化を見ます
- Overviewでは全体の変化を二つほど選びます
- 本文は場所ごとにまとめると、比較が分かりやすくなります
IELTS Writing Task 1の地図問題が苦手な時は、英語表現を増やす前に、どの変化をまとめるかを決めてみてください。見る順番が整うと、文章の順番もかなり作りやすくなります。資料を説明する力を、実際の会話でも使えるようにしたい方は、NOLIEのオンラインレッスンもご活用ください。
