【コラム】英会話でYes/Noで終わらせない「+1ルール」|会話が続く返し方の型
NOLIE English Column / 日常英会話
英会話でYes/Noで終わらせない「+1ルール」|会話が続く返し方の型
英会話の返事がYes/Noだけで終わるなら、答えた後に「理由・具体例・気持ち」のどれかを一つ足してみましょう。この記事では、この練習を「+1ルール」と呼びます。
たとえば、Do you like coffee? に Yes, I do. と答えたら、It helps me wake up.(目が覚めるんだ)を足す。長い説明ではなく、この一文からで大丈夫です。
英語で質問されると、間違えないことに集中して返事が短くなることがあります。単語を増やす勉強も大事ですが、「何を一つ足すか」を決めておくと、知っている英語を返事に使いやすくなります。
もちろん、毎回長く答える必要はありません。確認への返事など、Yes/Noだけで十分な場面もあります。ここでは、雑談や英会話レッスンで、もう少し自分のことを伝えたい時の返し方を練習します。

1. +1ルールとは?返事に一つ足す基本形
+1ルールは、短い返答に情報を一つだけ追加する練習です。「Yes/No+理由」でも、「答え+最近あったこと」でも構いません。相手が次に反応できる材料を、少し渡すイメージです。
一文あると、相手が話題を拾いやすい
Yes, I do. だけだと、好きだということは伝わります。そこに I drink it every morning.(毎朝飲んでいるよ)を足せば、相手は「家で飲むの?」「どんなコーヒーが好き?」と続けやすくなります。
まずは「短い答え+一文」で十分
becauseで一つの文につなぐ必要はありません。二つの短い文に分けても自然です。「うまい理由」を探すより、自分に合う簡単な情報を一つ選びましょう。
2. 英会話がYes/Noで止まりやすい理由
返事が短くなる時は、英語の知識だけでなく、話す手順も見直してみましょう。「正しい文を作る」と「何を話すか決める」を一度にやろうとすると、最初の返事の後で止まりやすくなります。
短い返事は間違いではない
Yes, I do. や No, I don’t. は、質問に答える正しい形です。ただ、雑談を広げたい時には情報が少ないこともあります。短い返事を否定するのではなく、必要な時だけ一文足すと考えてください。
日本語の長い説明を、そのまま訳さない
「最近は仕事が忙しくて、前ほど映画を見られないけれど……」と全部考える前に、I like movies. But I’m busy these days. と小さく分けてみます。伝える内容を短くすると、使う単語も選びやすくなります。
3. 理由・具体例・気持ちを足す3つの型
毎回、理由も例も感想も入れようとしなくて大丈夫です。次の三つから、その場で言いやすいものを一つ選びます。
理由を足す:because+短い理由
Do you like coffee?
コーヒーは好き?
Yes, I do, because it helps me wake up.
うん、目が覚めるから好きだよ。
理由は身近なもので十分です。because it’s convenient(便利だから)、because I enjoy it(楽しいから)のように、自分が言える形から始めましょう。
具体例を足す:最近のことを一つ
Do you watch movies?
映画は見る?
Yes, I do. I watched a comedy last night.
うん。昨夜はコメディーを見たよ。
短い雑談なら、必ずFor exampleを付けなくても構いません。「昨日」「週末」「最近」の出来事を一つ言うだけでも、話題が具体的になります。
気持ちや希望を足す:Noの後にも続けられる
Did you watch the movie?
その映画は見た?
No, I didn’t. But I’d like to.
ううん、見ていない。でも見たいと思っているよ。
Noだから会話が終わるわけではありません。「でも興味がある」「ほかのものが好き」と、自分の気持ちを少し伝えられます。事実に合わない答えを作る必要はありません。
4. 日常・仕事・学習の短い会話例
+1を足すと、相手がその情報を拾ってくれることがあります。実際のやり取りを、短い会話で見てみましょう。
日常会話:足した一文から、次の話へ
Do you like coffee?
コーヒーは好き?
Yes, I do. I usually make it at home.
うん。普段は家でいれるよ。
How do you make it?
どうやっていれるの?
I use a small coffee maker.
小さなコーヒーメーカーを使っているよ。
最初から全部説明せず、相手の質問を聞いて次を足しています。毎回この流れになるわけではありませんが、一文が次の質問のきっかけになる例です。
仕事・学習:相手に役立つ情報を一つ
Can you join the meeting?
会議に参加できますか?
Yes, I can. I’m free after two.
はい。2時以降なら空いています。
Are you studying English these days?
最近、英語を勉強しているの?
Yes, I am. I practise speaking for ten minutes a day.
うん。毎日10分、話す練習をしているよ。
質問に合う短い答えを出し、その後に時間や具体的な行動を添えています。相手が予定を決めたい時は、関係のない長い理由より、空いている時間を伝える方が役立ちます。

5. 長くしすぎず、自然に返すコツ
+1は、毎回長く話すための決まりではありません。「一つ足して、いったん相手を待つ」くらいで十分です。
理由・例・質問を全部入れない
理由を言い、具体例を足し、さらに質問も返そうとすると、初心者には負担になります。まずは理由だけ、または最近の出来事だけに絞りましょう。長い文で詰まるなら、二文に切って構いません。
How about you? と相手に返すのも一つの方法です。ただ、質問を返すために自分の答えを急いで終える必要はありません。深掘り質問の作り方は、会話を広げる質問の型で別に練習できます。
思い浮かばない時は、答えだけでも大丈夫
一文足せない日もあります。まず Yes, I do. と答えられたなら、それも大切な一歩です。考える時間が必要なら Let me think.(ちょっと考えさせて)と伝えられます。
返事そのものが出ない時は、会話が止まる時の「1秒稼ぐ」コツも参考にしてください。「必ず+1」と自分を追い込まず、使える場面を少しずつ増やしましょう。
6. 1日5分の練習と、レッスンでの使い方
同じ質問でも、足す情報を変えれば練習になります。答えを丸ごと暗記するより、自分の生活に合う一文を作ってみましょう。
ひとり練習:三つの質問で試す
- 最初の2分:下の三問に、短い答え+一文で声に出して答える。
- 次の2分:止まった一問を選び、言いたい内容を簡単な英語にして言い直す。
- 最後の1分:答えを見ずにもう一度話す。余裕があれば録音して聞く。
例を見る前に、自分で一度答えてみてください。正解は一つではありません。
練習1:Do you like cooking? の回答例
Yes, I do. I often make pasta.
うん、好きだよ。よくパスタを作るよ。
好きかどうかに答えた後、よく作る料理を一つ足しています。
練習2:Did you go out last weekend? の回答例
No, I didn’t. I stayed home and watched a movie.
ううん。家で映画を見ていたよ。
出かけなかった時も、代わりにしたことを一つ伝えられます。
練習3:Can you cook? の回答例
A little. I can make simple meals.
少しなら。簡単な料理は作れるよ。
Yes/Noだけで自分の状態を表しにくい時は、A little. のように答えても構いません。
相手ありの練習:足した一文を聞いてもらう
レッスンでは、先生に「短い答えの後に一文足す練習をしたい」と伝えてみましょう。足した内容が質問に合っているか、もっと簡単な言い方がないかを見てもらえます。
NOLIEはオンラインで受けられる会話専門の英会話です。覚えた例文を読むだけでなく、その場の質問に合わせて返す練習をしたい方は、無料体験でご相談ください。
7. +1ルールのよくある質問
+1は、どのくらい長くすればいい?
練習では、まず一文を目安にすると取り組みやすいです。ただし、英会話全体の決まりではありません。相手が興味を持ったらもう少し話し、確認だけなら短く返すなど、場面に合わせてください。
必ずbecauseを使う必要はある?
ありません。Yes, I do. I drink it every morning. のように、具体的な行動を別の一文で足しても大丈夫です。「理由が出ない=話せない」と考えず、言いやすい情報を選びましょう。
8. 初心者・学び直しで迷った時は
初心者は、身近な話題から
好きな飲み物、食べ物、休日の過ごし方など、自分が答えやすい質問を使いましょう。最初から社会問題や難しい仕事の説明を選ばなくて大丈夫です。「一つ伝えられた」を目標にします。
学び直しなら、知っている表現を短く使う
文法をいろいろ知っていると、一度に全部使いたくなることがあります。まずは、I usually… / I went… / I want to… など、使い慣れた形で一文足すところへ戻ってみてください。
毎回長く答えることより、質問に合う情報を一つ選べることが大事です。相手の返事を聞きながら、必要な分だけ少しずつ足していきましょう。
まずは、短い返事に一つだけ
+1ルールは、短い返答に理由・具体例・気持ちのどれかを一つ足す練習です。長い文や立派な意見は必要ありません。
今日は、Do you like coffee? のような身近な質問に「答え+一文」を作れれば十分です。次は人とのやり取りで、相手の反応を聞きながら使ってみましょう。
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