【コラム】IELTSリーディングのTrue・False・Not Givenで迷う人へ|違いと見分け方
NOLIE IELTS Column
【コラム】IELTSリーディングのTrue・False・Not Givenで迷う人へ|違いと見分け方
FalseとNot Givenの間で迷い、同じ設問を何度も読み直してしまう方へ。
IELTSリーディングのTrue・False・Not Given問題では、単語を読めても答えが決まらないことがあります。本文に似た表現はあるのに、TrueなのかFalseなのか迷う。情報が見つからない時に、FalseとNot Givenのどちらを選べばよいか分からない。ここで時間を使いすぎる人は少なくありません。
先に違いを短く整理すると、Trueは本文と一致、Falseは本文と矛盾、Not Givenは本文だけでは肯定も否定もできない状態です。Falseを選ぶには、設問が間違いだと示す根拠が本文に必要です。反対の情報が見つからないのに「たぶん違う」と判断することはできません。
この記事では、3つの意味を覚えるだけでなく、実際にどこを比べればよいかを順番に整理します。自分の常識や想像ではなく、本文にある証拠だけで答えを決める練習に寄せて解説します。
同じ・反対・書いていないを分ける
キーワードがあるかだけではなく、主語、時期、数量、比較、条件まで含めた意味を比べます。答えの根拠を一文で説明できる状態を目指しましょう。
この記事でわかること
- True・False・Not Givenの基本的な違い
- FalseとNot Givenを分ける一番シンプルな質問
- 数量・時期・比較など、見落としやすい条件語
- 言い換えに惑わされず根拠を探す手順
- Yes・No・Not Givenとの違い
- 間違えた問題を次へつなげる復習法
NOLIEのIELTS対策
NOLIEでは、正解だけを覚えるのではなく、本文のどの表現が根拠だったかを言葉にします。読む順番や迷った理由まで確認し、次の問題でも使える判断方法へつなげます。
目次
1. True・False・Not Givenは何が違う?
この問題では、設問の文と本文の情報を比べます。自分がその話題について知っていることや、「普通はこうだろう」という予想は判定に使いません。
| 答え | 本文との関係 | 必要な根拠 |
|---|---|---|
| True | 設問の内容と一致する | 同じ意味を示す情報がある |
| False | 設問の内容と矛盾する | 設問が違うと示す情報がある |
| Not Given | 肯定も否定もできない | 判断に必要な情報が足りない |
大事なのは、FalseとNot Givenをどちらも「本文と同じではない」でまとめないことです。Falseには反対の証拠があります。Not Givenには、答えを決めるための情報そのものがありません。
本文に関連する話題が少し書かれていても、設問の細かい条件まで確認できなければNot Givenになることがあります。「似た話がある」ことと、「設問へ答えられる」ことは別です。
2. FalseとNot Givenを分ける一番シンプルな質問
FalseかNot Givenかで迷ったら、次のように自分へ聞いてみます。
本文だけを使って「その設問は違う」と証明できるか?
違うと証明できる一文があればFalseです。本文を探しても、その設問が正しいとも間違いとも言えなければNot Givenです。
ここで「書いていないからFalse」と考えないようにします。情報がないことは、反対の事実があることではありません。たとえば、本文に利用料金が書かれていないからといって、「無料ではない」とは判断できません。無料かもしれませんし、有料かもしれません。その場合はNot Givenです。
Not Givenを選ぶ時は、「見つからなかった」だけで終わらず、設問のどの情報が本文にないかを確認します。主語はあるが時期がない、場所はあるが理由がない、人数は書かれていない、というように不足している部分を特定すると判断が安定します。
3. 短い例でTrue・False・Not Givenを見分ける
まずは短い本文で、根拠の違いを見てみましょう。
本文
The town library opens at 9 a.m. on weekdays. On Fridays, it closes at 5 p.m.
True
The library opens at 9 a.m. from Monday to Friday.
weekdaysとMonday to Fridayは、この文脈で同じ範囲を示しています。
False
The library closes at 6 p.m. on Fridays.
本文は5 p.m.としており、時刻が明確に矛盾しています。
Not Given
The library has a café.
カフェについては肯定も否定もされていません。
Falseの例では、本文に正しい閉館時刻が書かれているため、6 p.m.が違うと証明できます。Not Givenの例では、図書館についての文章ではありますが、カフェの有無を判断する材料がありません。
話題が同じだからTrue、情報が見つからないからFalse、と機械的に決めるのではなく、設問の一つひとつの情報を本文と照らし合わせます。
4. 数量・時期・比較などの条件語を一語ずつ比べる
設問と本文に同じ名詞があっても、条件が一つ変わるだけで答えは変わります。特に次の表現は見落としやすいです。
| 確認する条件 | 例 | 注意する違い |
|---|---|---|
| 数量・範囲 | all / most / some / few | someをallへ広げていないか |
| 頻度 | always / often / sometimes / never | oftenとalwaysは同じではない |
| 時期 | before / after / during / recently | 出来事の前後が逆になっていないか |
| 限定 | only / mainly / especially | onlyは他の可能性を除外する |
| 比較 | more / less / better / the most | 単なる特徴を優劣へ変えていないか |
| 可能性 | may / can / will / must | 可能性と確実性を混同していないか |
たとえば本文が「Some students study online」と述べている時、設問の「All students study online」はTrueではありません。ただし、本文のほかの部分に全員ではないと示す情報がなければ、すぐFalseとも決められません。設問全体を判断できるだけの情報があるかを確認します。
キーワードへ線を引く時は、名詞だけでなく、範囲を狭めたり広げたりする小さな語にも印をつけます。Falseの根拠は、こうした短い条件語に隠れていることがよくあります。
5. 言い換えを探し、同じ単語だけで決めない
IELTSリーディングでは、設問と本文が同じ単語で書かれているとは限りません。意味が同じ別の表現へ言い換えられることがあります。
- start → begin
- buy → purchase
- because of → due to
- many people → a large number of people
- became smaller → decreased
同じ単語が見つからないからNot Given、とは限りません。まず、設問の中心となる意味が別の言葉で書かれていないか探します。
反対に、同じ単語があるからTrueとも限りません。主語や時期が違うかもしれませんし、その後にhoweverやbutが続いて結論が変わっていることもあります。見つけた単語の前後を読み、設問全体と意味が一致するか確認します。
練習では、根拠となった本文表現と設問の言い換えを一組で記録します。単語を一つずつ覚えるより、どのように同じ意味へ置き換わったかが見えやすくなります。
6. 本番で使う6つの判定手順
毎回同じ順番で考えると、FalseとNot Givenの間を行き来する時間を減らしやすくなります。
- 設問を一文ずつ読む
何について正誤を判断するのか確認します。 - 主語と条件語へ印をつける
人物、時期、数量、頻度、比較、否定を見ます。 - 言い換え候補を考える
本文で使われそうな同義語を軽く予測します。 - 本文の該当箇所を探す
固有名詞や特徴的な語を手がかりにします。 - 前後を読み、設問全体と比べる
一語の一致だけで答えを決めません。 - 一致・矛盾・情報不足に分ける
矛盾を証明できなければ、Not Givenの可能性を確認します。
この問題形式では、設問の順番に沿って本文の情報が出てきます。前の設問の根拠より大きく戻ったり、先の段落を何度も探したりしている時は、現在見ている範囲がずれていないか確認しましょう。
Not Givenを確かめるために本文全体を何度も読み直すと、時間を使いすぎます。前後の設問の根拠が見つかっている場合は、その間に必要な情報があるかを確認すると探す範囲を絞れます。
本番練習では、答えの横に根拠となる行や段落を小さく記録してみましょう。採点後に戻る場所が明確になり、正解した問題も感覚だけで選んでいなかったか確認できます。
7. Yes・No・Not Givenとは何が違う?
IELTSリーディングには、Yes・No・Not Givenもあります。見た目は似ていますが、確認する対象が少し違います。
| 問題形式 | 比べるもの | 答え |
|---|---|---|
| True / False / Not Given | 本文にある事実・情報 | 一致 / 矛盾 / 情報なし |
| Yes / No / Not Given | 筆者の意見・主張 | 同意 / 反対 / 情報なし |
判定の基本は似ています。本文の外にある知識を使わず、書かれている情報から一致、反対、判断不能を分けます。ただし、設問の指示に合わせてTrueではなくYes、FalseではなくNoを選ぶ必要があります。
問題へ入る前に、指示文がinformationを聞いているのか、viewsやclaims of the writerを聞いているのか確認します。選択肢の名前だけでなく、何を判定する問題かを先に把握しましょう。
8. 復習では「答え」より3つの根拠を残す
答え合わせでT・F・NGだけを書き直しても、次に同じ迷い方をしやすいです。間違えた問題では、次の3つを短く残します。
1. 本文の根拠
答えを決めた一文や表現を抜き出します。
2. 設問との違い
言い換え、数量、時期、否定などを比べます。
3. 自分の誤判断
推測した、onlyを落とした、同じ単語へ飛びついた、などを残します。
Not Givenの問題では、どの情報が足りなかったかも書きます。「料金の話がない」「時期はあるが理由がない」のように不足部分を言葉にすると、ただ見つけられなかった問題と区別できます。
正解した問題も、根拠を説明できなければ一度見直します。偶然当たった問題を正解として流すと、本番で同じ判断を再現できません。
週に一度、間違いを「言い換え」「条件語」「推測」「時間不足」に分けて数えます。多い種類が分かれば、次の演習で何へ注意するか決めやすくなります。
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9. Q&A
Q: 本文に書いていないならFalseですか?
A: いいえ。設問が間違いだと示す反対の情報がなければ、Not Givenです。
Q: 常識的に正しい内容ならTrueにしてもいいですか?
A: できません。知っている事実でも、本文で確認できなければ判定材料には使いません。
Q: 同じ単語が本文にあればTrueですか?
A: 同じ単語があっても、主語、数量、時期、否定などが違う可能性があります。前後を読み、意味全体を比べましょう。
Q: Not Givenを探すのに時間がかかります。
A: 前後の設問の根拠を使って探す範囲を絞ります。設問のどの情報が本文にないかも確認しましょう。
Q: True・False問題とYes・No問題は同じですか?
A: 判定方法は似ていますが、True・Falseは本文の情報、Yes・Noは筆者の意見や主張を確認します。指示に合う答えを選びましょう。
最後にさらっとまとめ
- Trueは本文と一致、Falseは本文と矛盾、Not Givenは判断に必要な情報がありません
- Falseを選ぶ時は、設問が違うと証明できる本文の根拠が必要です
- 自分の常識や想像ではなく、本文に書かれている情報だけで判断しましょう
- 主語、数量、時期、頻度、限定、比較などの条件語を丁寧に比べましょう
- 復習では本文の根拠、設問との違い、自分の誤判断を記録しましょう
FalseとNot Givenの違いは、反対の証拠があるかどうかです。本文に関連する話があっても、設問の条件を肯定も否定もできなければNot Givenです。この基準を毎回同じ順番で使うと、感覚だけで選ぶ場面を減らせます。
NOLIEでは、答えだけでなく、なぜその選択肢になるかを一緒に確認します。IELTSリーディングで根拠を探すのに時間がかかる方や、FalseとNot Givenを安定して見分けたい方も、まずは無料体験でご相談ください。
