【コラム】シャドーイングしても英会話で使えない人へ|会話力につなげる練習法
NOLIE English Column
【コラム】シャドーイングしても英会話で使えない人へ|会話力につなげる練習法
聞く練習はしているのに、会話になると英語が出てこない方へ。
英語学習でシャドーイングをしている人はかなり多いです。音声を聞いて、少し遅れてまねして、英語のリズムや発音に慣れていく。リスニングや発音の練習として、とても使いやすい方法です。
ただ一方で、「シャドーイングは続けているのに、英会話になると使えない」と感じる人も少なくありません。音声はまねできる。教材の英文は口から出る。でも、実際に先生や相手に質問されると、自分の言葉が出てこない。こういうズレはかなり起きやすいです。
これは、シャドーイングが無駄という話ではありません。むしろ、土台としてはかなり役に立ちます。ただ、シャドーイングだけで会話力まで伸ばそうとすると、少し足りない部分があります。今回は、シャドーイングを英会話の力につなげるために、何を足せばいいのかを整理していきます。
シャドーイングは「まねる」から「自分で使う」へ
音を追う練習だけで終わらせず、まねした表現を自分の文に変えると、英会話につながりやすくなります。
この記事でわかること
- シャドーイングしても英会話で使えない理由
- リスニング練習とスピーキング練習の違い
- シャドーイングを会話力につなげる具体的な流れ
- 音読・録音・置き換え練習の使い方
- オンライン英会話で試したい練習法
NOLIE英会話教室について
NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。音読やシャドーイングで覚えた英語を、実際のやり取りの中で使える形へ変える練習を大切にしています。
目次
1. シャドーイングは英会話に効果ないのか
まず、シャドーイングが英会話にまったく役に立たないわけではありません。英語の音に慣れる、リズムをつかむ、発音の形をまねる、聞こえ方を改善する。こうした面ではかなり役に立ちます。
特に、英語の音がつながって聞こえる人や、知っている単語なのに音で分からない人には、シャドーイングは良い練習になります。聞く力と口の動きを近づけられるからです。
ただし、シャドーイングは基本的に「聞いた英語をまねる練習」です。自分で考えて答える練習とは少し違います。だから、シャドーイングだけを続けても、会話の中で自分の言いたいことが自然に出てくるとは限りません。
2. シャドーイングしても話せない理由
シャドーイングしても英会話で使えない理由は、練習している力が少し違うからです。音声をまねる時は、すでに英文があります。何を言うかは決まっています。自分はその音を追いかければいい状態です。
でも英会話では、相手の話を聞いて、自分の答えを考えて、言葉を選んで、口に出す必要があります。ここには、音をまねる力だけでなく、内容を作る力も必要です。
シャドーイングで伸びやすい力
- 英語の音に慣れる力
- リズムや強弱をまねる力
- 発音の口の動き
- 聞こえた英語をすぐ追う集中力
英会話でさらに必要な力
- 相手の質問に合わせて答える力
- 自分の経験を短く言う力
- 理由や具体例を足す力
- 分からない時に聞き返す力
つまり、シャドーイングで作った土台を、会話用の練習に変える必要があります。ここを分けて考えると、「やっているのに伸びない」という不安はかなり整理しやすくなります。
3. 音をまねる練習と、自分で答える練習は違う
シャドーイングが上手になっても、会話で止まる人はいます。これは、音をまねる練習と、自分で答える練習が違うからです。
たとえば、教材で次の文をシャドーイングしたとします。
I usually go for a walk in the morning because it helps me feel relaxed.
この文をスムーズにまねできるのは良いことです。でも、会話で「What do you usually do in the morning?」と聞かれた時に、自分の朝の習慣を言えるかは別です。
会話力につなげるには、まねした文を自分の生活に置き換える必要があります。自分なら何をするのか。なぜそれをするのか。どんな一文なら言いやすいのか。そこまで練習すると、シャドーイングが会話に近づきます。
4. 会話力につなげる3ステップ
シャドーイングを英会話につなげるなら、次の3ステップがおすすめです。
ステップ1: 音をまねる
まずは普通にシャドーイングします。音のつながり、強く読むところ、弱くなるところを意識します。ここでは完璧さより、口を英語のリズムに慣らすことが大事です。
ステップ2: 意味を確認する
音を追えたら、文の意味を確認します。なんとなく音だけまねている状態だと、会話では使いにくいです。どんな場面で使える文なのかを見ます。
ステップ3: 自分の文に変える
最後に、教材の文を少し変えて自分の文にします。主語、場所、理由、気持ちを自分用に置き換えるだけで大丈夫です。
たとえば、教材の文が I usually go for a walk in the morning. なら、自分用にはこう変えられます。
I usually drink coffee in the morning.
I usually check my messages before work.
I usually study English at night.
この置き換えまでやると、ただまねた文ではなく、自分の会話で使える文になっていきます。
シャドーイングを会話に変えたい方へ
NOLIEでは、教材の英語を読むだけで終わらせず、自分の生活や考えに置き換えて話す練習を大切にしています。シャドーイングをしているのに会話で出てこない方も、無料体験で今の練習方法を一緒に整理できます。
5. 短い教材を選ぶ方が続きやすい
シャドーイングというと、長い音声を何度もまねするイメージがあるかもしれません。でも、英会話につなげたいなら、最初は短い教材の方が使いやすいです。
長すぎる音声だと、音を追うだけで疲れてしまいます。さらに、自分の文に置き換えるところまでやる余裕がなくなりやすいです。
選びやすい教材の目安
- 30秒から1分くらいの短い音声
- スクリプトがあるもの
- 自分の生活に近いテーマ
- 会話文や自己紹介に近いもの
- 聞いて意味がだいたい分かるもの
英会話で使うためには、難しすぎる教材より、自分の話に変えやすい教材の方が向いています。短くても、自分で使える文に変えられれば十分です。
6. シャドーイング後に自分の文へ置き換える
シャドーイング後に一番やりたいのは、教材の文を自分の文に置き換えることです。ここを入れるだけで、練習の質がかなり変わります。
やり方はシンプルです。教材から一文だけ選び、主語や内容を自分に合わせます。
教材の文:
I like working from home because I can focus better.
自分の文:
I like studying at night because it is quiet.
I like taking online lessons because I can practice at home.
このように変えると、教材の英語が自分の話に近づきます。英会話で出てくる英語は、ほとんどが自分のこと、今日のこと、好きなこと、困っていることです。だから、自分用に変える練習がかなり大事です。
置き換えは、1回の練習で1文だけでも大丈夫です。たくさん作ろうとすると続きにくくなります。少なくても、会話で使える一文を作る方が実用的です。
7. 録音して会話で使える形に直す
シャドーイングを会話力につなげたいなら、自分の声を録音してみるのもおすすめです。まねる音声ではなく、自分で置き換えた文を録音します。
たとえば、シャドーイング後に自分の文を1つ作ったら、それを声に出して録音します。そのあと聞いて、言いにくかったところや止まったところを確認します。
録音で見るポイント
- 最初の一言がすぐ出るか
- 語尾が小さくなっていないか
- 理由を一文足せているか
- 同じところで止まっていないか
- 次の会話で使えそうか
録音は、自分の英語を責めるためではありません。次に使える形へ直すために使います。録音が苦手な方は、英語の録音を聞くのが恥ずかしい人へ|会話力を伸ばす復習のコツ も参考になります。
8. オンライン英会話で試すと伸びやすい理由
シャドーイングで作った文は、実際の会話で使ってみるとかなり定着しやすくなります。ひとりで練習している時は言えたのに、相手がいると止まることがあります。そこに気づけるのが、会話練習の良いところです。
オンライン英会話で使うなら、レッスン前に「今日はこの一文を使う」と決めておくのがおすすめです。たくさん用意しなくて大丈夫です。1つだけで十分です。
レッスンで使う目標例
- 今日は I usually… を使う
- 今日は because を使って理由を足す
- 今日は It depends. を一度使う
- 今日は先生に How about you? と返す
- 今日は聞き取れなかったら聞き返す
こうすると、シャドーイングで聞いた表現が、実際の会話の中に入ってきます。教材の中だけで終わらず、自分の口から出す経験が増えるので、会話力につながりやすくなります。
教材の英語を自分の会話に変える感覚は、オンライン英会話で教材だけ進んでしまう人へ|会話力につなげる使い方 の内容ともかなり近いです。
9. 関連して読みたい記事
シャドーイングで音はまねできるのに発音が通じにくい方は、こちらもつながりやすいです。
英語の発音が通じない人へ|初心者がまず見直したい3つのポイント
シャドーイングで覚えた表現が会話で出てこない方には、こちらもおすすめです。
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独学だけでは話す感覚が育ちにくいと感じる方には、こちらの記事も近い内容です。
10. Q&A
Q: シャドーイングは英会話に効果ないですか?
A: 効果がないわけではありません。音やリズムには役立ちます。ただ、会話で使うには、自分の文に置き換えて話す練習を足す必要があります。
Q: どれくらい長い音声を使えばいいですか?
A: 最初は30秒から1分くらいで十分です。短い音声を使って、自分の文に変えるところまでやる方が会話につながりやすいです。
Q: シャドーイング後に何をすればいいですか?
A: 教材の一文を選んで、自分の生活や考えに置き換えるのがおすすめです。その文を録音したり、レッスンで使ったりするとさらに実用的です。
Q: オンライン英会話でどう使えばいいですか?
A: レッスン前に「今日はこの一文を使う」と決めておくと使いやすいです。先生に、今日練習した表現を使いたいと伝えるのも良い方法です。
11. 最後にさらっとまとめ
- シャドーイングは音やリズムに慣れる練習として役立ちます
- ただし、まねる練習だけでは自分で答える力は育ちにくいです
- 会話力につなげるには、教材の一文を自分の文に置き換えることが大事です
- 短い音声を使い、録音やレッスンで試すと実用的です
- オンライン英会話では、使いたい一文を決めてから受けると練習が具体的になります
シャドーイングしても英会話で使えない時は、練習が無駄になっているわけではありません。音をまねる練習から、自分の文を作る練習へ少し広げるだけで、会話へのつながりはかなり変わります。
NOLIEでは、聞いた英語や教材の文を、実際の会話で使える一文へ変える練習を大切にしています。ひとりの練習を会話につなげたい方は、まずは無料体験でお気軽にご相談ください。
