【コラム】borrowとlendの違いは?|「借りてもいい?」を英語で伝えるコツ
NOLIE English Column / 日常英会話
【コラム】borrowとlendの違いは?|「借りてもいい?」を英語で伝えるコツ
「充電器を借りてもいい?」と言いたい時、borrowとlendのどちらを使うか迷うことはありませんか。意味は覚えているのに、相手を前にすると主語までこんがらがってしまう。そんな時は、難しい文法用語より、物がどちらへ動くかを考えると整理しやすくなります。
borrowは借りる側、lendは貸す側を主語にするのが基本です。自分が借りたいならCould I borrow your charger?、相手に貸してほしいと頼むならCould you lend me your charger?。同じお願いを、違う側から表しています。

1. borrowは受け取る側、lendは渡す側
同じ本の貸し借りでも、誰の行動を説明するかで動詞が変わります。「私が友達から借りる」ならI borrow、「友達が私に貸す」ならMy friend lendsです。どちらも、後で返すことを前提にしたやり取りです。
借りる側から見る
I borrow a book from my friend.
私は友達から本を借ります。
本の動き:友達 → 私
貸す側から見る
My friend lends me a book.
友達が私に本を貸してくれます。
本の動き:友達 → 私
物の動きは同じです。変わるのは、文の主語が「借りる人」か「貸す人」かという点です。日本語の「貸してもらう」を一語ずつ英語に直そうとするより、まず自分が受け取る側かどうかを考えてみてください。
相手まで言う時は、borrow a book from a friend、lend a book to a friendという形も使えます。lendはlend me a bookのように「人 → 物」の順にもできます。最初は全部を同時に使い分けず、借りる時の一文から練習しましょう。
2. 「借りてもいい?」はCould I borrow …?
自分が物を借りたい時は、Could I borrow …?の後に借りたい物を入れます。Can I borrow …?も普段の会話で使えます。Couldを使うと、Canより控えめな頼み方になりますが、声の調子や相手の状況も大切です。
Could I borrow your charger?
充電器をお借りしてもいいですか?
Can I borrow this book?
この本を借りてもいい?
一方、「あなたが私に貸してくれますか?」という形ならCould you lend me …?です。借りる側のIから、貸す側のyouへ主語が変わるので、動詞もborrowからlendに変わります。
Could I borrow your charger?
私が借りてもいいですか?
Could you lend me your charger?
私に貸してもらえますか?
この二つは、今回の場面ではほぼ同じお願いになります。「borrowを使わないと失礼」「lendの方が必ず丁寧」という違いではありません。まだ迷うなら、自分から借りるお願いはCould I borrow …?にそろえると、口に出しやすくなります。
必要ならfor a few minutes(数分間)やuntil tomorrow(明日まで)を添えましょう。使う長さや返す時期が分かると、相手も貸せるか判断しやすくなります。実際に守れる予定を伝えることが大切です。
3. 頼むだけでなく、返すところまで話す
次は練習用の架空の会話です。物の名前だけでなく、返事とお礼もまとめて声に出してみてください。貸してもらえる場合と、相手が今使っている場合の両方を練習しておくと安心です。
充電器を少し借りる
A: Could I borrow your charger for a few minutes?
B: Sure. Here you go.
A: Thanks. I’ll give it back before I leave.
A:充電器を数分借りてもいいですか?
B:もちろん。どうぞ。
A:ありがとう。帰る前に返します。
友達に自分の本を貸す
A: I’d like to read that book.
B: I can lend it to you.
A: Thanks! When do you need it back?
B: By Friday, please.
A:その本、読んでみたいな。
B:貸せるよ。
A:ありがとう! いつまでに返せばいい?
B:金曜日までにお願い。
When do you need it back?は、相手がいつ返してほしいかを聞く表現です。頼む時だけでなく、返す時期を確認できると、実際の生活でも使いやすくなります。By Fridayは「金曜日までに」という期限です。
今は貸せないと言われた時
A: Can I borrow your headphones?
B: Sorry, I’m using them right now.
A: No problem. I’ll ask someone else.
A:ヘッドホンを借りてもいい?
B:ごめん、今使っているんだ。
A:大丈夫。ほかの人に聞いてみるね。
断られた時は、No problem.と受け止めるだけでも十分です。貸す側の断り方を練習したい時は、英語でやんわり断る表現も参考にしてください。

4. 主語の混同と「使っていい?」に注意
借りたいのにCan you borrow me …?と言ってしまうと、標準的な英語では意図した「貸してください」になりません。youを主語にして貸す行動を頼むなら、Can you lend me …?です。
自分が借りる
Can I borrow your notebook?
相手に貸してもらう
Can you lend me your notebook?
また、日本語で「借りる」と言う場面が、すべてborrowになるわけではありません。相手のパソコンをその場で少し使いたいなら、Can I use your computer?(パソコンを使ってもいい?)が分かりやすい言い方です。borrowは、一時的に受け取って後で返す貸し借りを表す時に向いています。
ただし、「その場で使うならborrowは絶対に不可」という規則ではありません。ペンを少し借りてすぐ返す時にもborrowは使えます。場所だけで決めるのではなく、「借り受けること」を伝えたいのか、「使う許可」を求めたいのかで選びましょう。
過去の話ならborrowed、lendの過去形はlentです。Yesterday I borrowed a book.(昨日、本を借りました)、Yesterday I lent a book to a friend.(昨日、友達に本を貸しました)のように、自分の経験にして一文ずつ練習できます。
5. 3問で確認して、短い会話にする
まずは、空欄にborrowかlendを入れてみてください。動詞だけを当てるのではなく、主語がどちら側にいるかも考えてみましょう。
- Could I ___ your camera this weekend?
- I can ___ you my umbrella.
- Could you ___ me a notebook?
答え:1. borrow / 2. lend / 3. lend
1は私が借りる、2は私が貸す、3は相手に貸してもらう文です。3で迷ったら、Could I borrow a notebook?と主語を変えて言い直してみてください。
どちらか一つだけ覚えてもいい?
最初の発話練習では、Could I borrow …?からで大丈夫です。ただ、相手からI can lend you …と言われることもあるので、lendも聞いて意味が分かるようにしておきましょう。自分が使う表現を絞ることと、相手の表現を理解することは別です。
オンラインでどう練習する?
実際に物を貸し借りする必要はありません。先生と「充電器を借りたい人」「今は使っている人」の役を決めて、短いロールプレイをしてみましょう。Can we practise asking to borrow something?と頼めます。
- 身近な物を一つ決める。
- Could I borrow …?でお願いする。
- 相手は貸せるかどうか返事をする。
- 借りられるなら返す時期を確認し、お礼を言う。
- 役を交代し、lendを使って貸す側も練習する。
言い間違えても、Sorry, I mean …と短く直せます。会話中に混ざってしまう人は、英会話で言い間違えた時の直し方も一緒に練習すると、やり直しやすくなります。
borrowは借りる側、lendは貸す側。まずはこの違いを押さえ、お願い、返事、返す時期、お礼まで一往復してみましょう。単語を見分けるだけでなく、人に頼んで返事を聞くところまで練習すると、会話で使う形が見えてきます。
NOLIEはオンラインの会話専門英会話です。知っている単語でも、会話になると迷うことはあります。短いやり取りの中で、自分が使える表現を少しずつ増やしていきましょう。
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