【コラム】英会話は質問だけでもダメ?会話が続く人の「1文返し」のコツ
NOLIE English Column
英会話は質問だけでもダメ?会話が続く人の「1文返し」のコツ
公開日: 最終更新日:
著者:NOLIE英会話教室
相手に質問はできる。リアクションも少しできる。でも、そのあと自分の話をどう足せばいいか分からず、会話が広がらない。そんなことはありませんか?
質問できるのは大事な力です。そこに相手の話を受けて、自分のことを短く1文返す練習を足すと、お互いの話をつなぎやすくなります。長く話す必要はありません。
1文返しは「反応+同じ話題で自分のことを1文」。
相手が「コーヒーが好き」と話したら、「私も。毎朝飲みます」と少し返す感覚です。毎回やる決まりではなく、質問ばかりになる時に使える方法です。
1. 会話は「質問」だけでも片寄りやすい
質問できるのは、相手に興味を持っているからこそです。ただ、次々と質問するだけだと、一人が聞いて一人が答える、インタビューのような流れになることがあります。
たとえば、次は質問と答えが続く会話の一例です。間違った会話ではありませんが、質問する側のことはまだあまり伝わっていません。
What kind of music do you like?
どんな音楽が好きですか?
I like jazz.
ジャズが好きです。
Where do you usually listen to music?
普段どこで音楽を聴いていますか?
At home, usually.
たいてい家です。
ここで「私もジャズをよく聴きます」「家ではポップスを聴きます」のように自分のことを少し返すと、相手にも次に話す材料ができます。質問をやめるのではなく、聞くことと伝えることを少しずつ混ぜるイメージです。
2. 1文返しって何?
この記事でいう「1文返し」は、相手の話に反応したあと、自分のことを短く1文だけ足すことです。特別な文法用語ではなく、会話を練習するための呼び方です。
相手が話したものや出来事に近い内容を選びます。次の例では、「コーヒーが好き」という話に、飲む習慣を返しています。
I like coffee.
コーヒーが好きです。
Me too. I drink it every morning.
私もです。毎朝飲んでいます。
Do you always make it at home?
いつも家でいれていますか?
Usually, but I buy a coffee on my way to work sometimes.
たいていは。でも時々、通勤途中にコーヒーを買います。
最初のI drink it every morning.だけでも十分です。その一言があると、相手は「家で飲むのかな」「仕事前なのかな」と、話を続けるきっかけを見つけやすくなります。
必ずこの通りに会話が進むわけではありません。まずは、相手が答えやすい小さな情報を渡す練習として使ってみてください。
3. まずは「Me too.」からでいい
自分も同じなら、Me too.やSame here.のような短い返しから始められます。最初からおしゃれな表現を増やそうとしなくて大丈夫です。
- Me too.
私もです。相手の肯定的な内容に自分も当てはまる時の、短い返しです。 - Same here.
こちらも同じです。同じ好みや状況を、くだけた調子で伝えます。 - I do too.
私もそうします・そうです。たとえばI like coffee.やI walk to work.に返せます。相手の文によって使う動詞は変わります。
ただし、何にでもMe too.と返すわけではありません。相手が「しない」と言い、自分もしない場合は、Me neither.が使えます。
I don’t drink coffee at night.
夜はコーヒーを飲みません。
Me neither. I usually drink herbal tea.
私も飲みません。たいていハーブティーを飲みます。
同じ好みでない時は、無理に合わせなくて大丈夫です。Really? I usually drink tea.(そうなんですね。私は普段お茶を飲みます)のように、相手の話を受けたうえで、自分のことを伝えられます。
反応の選び方に迷う時は、英会話のリアクション表現5選も参考にしてみてください。まずは相手が何を話しているかを聞くことが先です。
4. 1文返しを少し自然にするコツ
ポイントは、相手の話題に近いことを返すことです。コーヒーの話なら飲む場所、旅行の話なら行った場所、音楽の話ならよく聴く種類。話題の中から一つ選ぶと、急に話が飛びにくくなります。
自分の情報を足す時は、次の3つが使いやすいです。全部を言う必要はなく、その場で言いやすいものを1つ選びましょう。
- 普段の習慣を足す
I like coffee too. I usually drink it at home.
私もコーヒーが好きです。たいてい家で飲みます。 - 短い経験を足す
I love traveling too. I went to Kyoto last month.
私も旅行が大好きです。先月、京都へ行きました。 - 好きな種類を足す
I’m into music too. I often listen to jazz.
私も音楽が好きです。よくジャズを聴きます。
用意した英文を全部話そうとするより、「今の話なら何を1つ返せるかな」と考える方が使いやすいです。最初は短い文で、相手の反応を待ってみてください。
5. よくある失敗パターン
話を返そうとして、急に自分の話が長くなることがあります。せっかく共通の話題があっても、一度に情報を増やしすぎると、相手が入るタイミングを見つけにくくなります。
もう一つは、相手の話題から離れすぎることです。相手がコーヒーの話をしている時に、何のつながりもなく仕事の大変さを話し始めると、流れが分かりにくくなります。
- 長くなりすぎる時:まず1文で止めて、相手の返事を待ちます。
- 話題が飛ぶ時:相手が話したもの・場所・出来事のどれかにつなげます。
- 自分の話だけで終わる時:少し間を置き、必要なら同じ話題の質問を一つ返します。
質問を返すなら、What kind of coffee do you like?(どんなコーヒーが好きですか?)のように、その話題の中で聞けます。質問の作り方は深掘り質問の型3つでも紹介しています。
相手が困っている時や真剣な話をしている時は、自分の経験をすぐ足すより、相手の話を聞く方がよいこともあります。「毎回1文返さなきゃ」と決めず、相手の様子も見ながら使いましょう。
6. レッスンで試す「1文返し」と練習3問
相手がI like sushi.と言い、こちらがOh, nice.だけで終わる。これも自然なリアクションですが、もう少し話したいなら、自分の好きなネタを一つ足せます。
次は、その一言から会話を続ける練習例です。実際のレッスン記録ではありません。
I like sushi.
寿司が好きです。
Oh, nice. Me too. I love salmon sushi.
いいですね。私もです。サーモンのお寿司が大好きです。
That’s my favourite, too.
私もそれが一番好きです。
Do you have a favourite sushi restaurant?
お気に入りのお寿司屋さんはありますか?
最初から最後の質問までできなくても大丈夫です。まずはI love salmon sushi.を足せれば、一つ練習できています。次のレッスンでは「今日は1回、自分のことを1文返す」と決めるくらいから始めてみましょう。
相手の話を受けて、何を1文返す?
先に自分で声に出し、そのあと例を開いて比べてみてください。例と同じ答えでなくても、話題につながっていれば大丈夫です。
練習1:「I like coffee.」に、自分の習慣を返す
Me too. I drink it every morning.
私もです。毎朝飲みます。同じ好みなら、このように「いつ飲むか」を1文足せます。コーヒーを飲まないなら、I usually drink tea.(普段はお茶を飲みます)など、自分に合う内容にしてください。
練習2:「I love traveling.」に、短い経験を返す
Me too. I went to Kyoto last month.
私もです。先月、京都へ行きました。「どこへ・いつ」を一つの文にしています。自分が行った場所や時期に変えて、もう一度言ってみましょう。
練習3:「I don’t drink coffee at night.」に、自分も同じと返す
Me neither. I usually drink herbal tea.
私も飲みません。たいていハーブティーを飲みます。「飲まない」という内容に自分も当てはまるので、ここではMe neither.を使っています。
1回使ってみて、言えなかった部分だけを短く復習すると続けやすいです。同じ文を読むだけでなく、相手の言い方が少し変わっても返せるか、もう一度試してみてください。
7. 1文返しのQ&A
1文返しは毎回必要ですか?
毎回でなくて大丈夫です。相手の話を聞く時、質問する時、自分のことを返す時が混ざっていて自然です。質問ばかりになる時の選択肢として使ってみてください。
長く話せないと意味がないですか?
そんなことはありません。まずは習慣や好みを短く1文伝えるだけでも、相手に話の材料を渡せます。長さより、相手の話題につながっているかを意識しましょう。
質問と1文返しは両方やった方がいいですか?
両方使えると便利ですが、一度に全部やろうとしなくて大丈夫です。最初は1文返すだけ、次は同じ話題で質問もする、というように少しずつ足していきましょう。
「+1ルール」とは何が違いますか?
「+1ルール」は、聞かれたことへの答えに理由や具体例を足す練習です。この記事の「1文返し」は、相手が話した内容を受けて自分のことを少し伝える練習。どちらも短く足す方法ですが、使う場面が少し違います。
8. 要点のまとめと、次の一歩
- 質問する力は大切。そこに、自分のことを1文返す選択肢も足してみましょう。
- 相手に反応したあと、同じ話題で習慣・経験・好みを一つ伝えます。
- 同じ好みならMe too.から。違う時は無理に合わせなくて大丈夫です。
- 長く話しすぎず、相手の反応を待つことも会話の一部です。
1文返しは、難しい表現を増やす練習ではありません。相手の話を聞き、今ある英語で自分のことを少し伝える練習です。
次に話す時は、好きな飲み物や音楽、週末の過ごし方など、身近な話題で1回試してみてください。質問だけ、返事だけで終わりやすい会話に、小さな変化を作るところからで大丈夫です。
短い一言を、オンラインの会話で使ってみる
NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。質問をする、相手の話に反応する、自分のことを短く伝える。こうした実際のやり取りを大切にしています。
一人で英文は作れても、相手がいると何を返すか迷う。そんな方は、短く返して少し足す練習を、実際の会話の中で試してみませんか。
オンライン英会話の無料体験を相談する写真と会話内の人物画像はPexelsの学習イメージです。実際のNOLIE講師・受講生や体験談を示すものではありません。写真:Pavel Danilyuk、Artem Podrez。会話は学習用に作成した例です。
