【コラム】IELTS単語帳は何周すればいい?|覚えられない時の回し方
【コラム】IELTS単語帳は何周すればいい?|覚えられない時の回し方
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一冊を何周しても、覚えた実感がない。次の単語帳へ進むべきか迷っている方へ。
IELTSの単語帳を始めると、「何周すれば覚えられるのか」が気になりやすいです。3周すればよい、5周は必要といった数字を見ても、自分は1周目さえ終わらない。何度見ても忘れる。このまま同じ本を続けるべきか、不安になる人は少なくありません。
先に答えると、IELTS単語帳に全員共通の正解の周回数はありません。大切なのは、本を何回開いたかではなく、必要な語を見て意味が分かるか、音で聞いて分かるか、文の中で使えるかです。
この記事では、1周目から完璧を目指さず、覚えた語と苦手な語を分けながら、Reading・Listening・Writing・Speakingへつなげる回し方を紹介します。まだ単語帳そのものを決めていない方は、先にIELTS単語帳3冊の選び方を確認すると、自分に合う一冊を決めやすくなります。
先に結論:3周を終えるより、思い出せない語を減らす
目安を一つ置くなら、1周目は仕分け、2周目は苦手語の確認、3周目以降は思い出す練習と4技能への接続です。同じページを同じ方法で繰り返すのではなく、周回ごとに目的を変えます。
3周した時点で曖昧な語が多くても問題ありません。忘れた語が見つかること自体が復習です。正解した語に使う時間を減らし、思い出せない語へ時間を移すと、一冊を軽く回せるようになります。
この記事でわかること
- IELTS単語帳は何周すればよいか
- 何周しても覚えられない原因
- 1周目・2周目・3周目以降の目的
- IELTSの4技能へ単語をつなげる方法
- 1日20分で続ける復習スケジュール
NOLIE英会話教室について
NOLIEは、オンラインで受けられる会話専門の英会話です。IELTS対策でも、覚えた語を単語帳の中だけで終わらせず、自分の回答で使い、言い直す練習を大切にしています。
1. IELTS単語帳の周回数に正解はある?
「最低3周」といった目安は、学習を始めるきっかけにはなります。ただし、同じ3周でも中身は人によって違います。すでに知っている語が多い人と、初めて見る語が多い人では、一周に必要な時間も定着度も同じではありません。
また、「3周した」は本を3回見たという記録であり、語を使える証明ではありません。意味を隠した時に答えられるか、音を聞いて語が浮かぶか、例文の中で意味を判断できるかを確認して初めて、今の定着度が見えてきます。
見て分かる
英単語を見て、中心の意味をすぐ言える
聞いて分かる
音声で聞いて、単語と意味が結びつく
文で使える
文脈に合う形や組み合わせで使える
すべての語を三段階まで同時に仕上げる必要はありません。Reading用に見て分かればよい語と、WritingやSpeakingで自分が使いたい語を分けると、学習量を現実的にできます。
2. 何周しても英単語を覚えられない理由
単語帳を繰り返しても覚えられない時は、記憶力だけを責めなくて大丈夫です。よくあるのは、毎回すべての語を同じ時間で見ていることです。すでに分かる語にも時間を使うため、苦手な語へ触れる回数が増えません。
もう一つは、英単語と日本語訳を一対一で覚えようとすることです。実際のIELTSでは、単語は文章や音声の中に現れます。中心の意味だけでなく、どの語と一緒に使われるか、名詞・動詞・形容詞のどの形で出るかが分からないと、知っている語でも問題の中では気づきにくくなります。
覚えにくくなりやすい進め方
- 1周目から全語を完璧にしようとする
- 答えを見るだけで、自分で思い出す時間がない
- 日本語訳だけを覚え、音声や例文を使わない
- 一度正解した語も毎回同じ重さで復習する
- 単語帳とIELTSの問題演習が分かれている
忘れるたびに最初へ戻ると、一冊を終えるまでの負担が大きくなります。最初は浅く広く進み、弱い語が分かってから復習を深くする方が続けやすいです。
3. 1周目は暗記より仕分けを優先する
1周目の目的は、全単語を覚えることではなく、今の自分がどの語を知っているかを把握することです。一語ごとに長く止まらず、中心の意味がすぐ出るかを見て、三つに分けます。
| 印 | 状態 | 1周目にすること | 次の扱い |
|---|---|---|---|
| ○ | すぐ意味が出る | 音を一度確認する | 復習頻度を下げる |
| △ | 見覚えはあるが曖昧 | 中心の意味と例文を見る | 2周目で優先する |
| × | 初めて、または思い出せない | 意味と音だけ確認する | 短い間隔で見直す |
一日の語数は、50語や100語と固定しなくても構いません。15分でどこまで進めるかを決め、分からない語で止まりすぎない方が一冊の全体像を早く見られます。
1周目が軽いと、「こんなに忘れている」と落ち込むかもしれません。しかし、△と×が見つかった時点で目的は達成しています。覚える作業は2周目からで大丈夫です。
4. 2周目は苦手語を音と文脈で確認する
2周目では、1周目の△と×を中心に見ます。ここでも一語のすべての意味を覚えようとせず、IELTSで使われる例文の中で中心の意味を確認します。音声がある単語帳なら、文字を見る前か直後に音も聞きます。
この時に役立つのが、単語だけでなく語の組み合わせを見ることです。たとえば、単にimpactを「影響」と覚えるだけでなく、have an impact on、a significant impactのようなまとまりで確認します。まとまりがあると、WritingやSpeakingでも使う場面を想像しやすくなります。
一語を確認する順番
単語を見る → 意味を思い出す → 音を聞く → 例文で使い方を見る → 一緒に使われる語を一つ確認する
すべての語で例文を作る必要はありません。ReadingやListeningで分かればよい語は、理解できる状態を優先します。自分がWritingやSpeakingで使いたい語だけ、一つ短い文を作ると負担を増やしすぎません。
5. 3周目以降は思い出す練習に変える
3周目以降は、答えを読む時間より、自分で思い出す時間を増やします。英単語を見てから意味を隠すのではなく、最初から意味を隠して答える。音声だけを聞いて単語を言う。例文の空欄に入る語を考える。こうした小さなテストに変えます。
一度正解しても、次の日には忘れることがあります。それは失敗ではありません。すぐに答えを確認し、翌日か数日後にもう一度思い出します。間違えた回数を数えるより、次に答えられたかを見る方が前へ進みやすいです。
受け身の確認
単語と意味を同時に見て「分かる」と感じる
思い出す練習
答えを隠し、数秒考えてから意味や使い方を確認する
4周目、5周目と続ける場合も、○の語を毎回すべて見直す必要はありません。△と×が減るほど、一周にかかる時間も短くなります。この状態になれば、周回数ではなく定着度を基準にできています。
覚えた単語を、自分の回答で使える英語へ
NOLIEのIELTS対策では、覚えた語を無理に詰め込むのではなく、質問に合う表現を選び、自分の答えで使ってから言い直します。単語帳では分かるのに会話で出てこない方も、今ある語彙から練習できます。
6. IELTS Reading・Listeningへのつなげ方
IELTS Readingでは、単語帳の見出し語と同じ形が設問や本文に出るとは限りません。類義語や言い換えで表されることがあるため、単語の日本語訳だけでなく、近い意味の語や例文も一つ確認しておくと気づきやすくなります。
問題演習で、意味を知っているのに本文と設問のつながりが見えなかった語があれば、単語帳の該当ページへ戻します。単語帳から問題へ進むだけでなく、問題から単語帳へ戻る流れを作ると、実際の出方と結びつきます。言い換えの探し方は、IELTS Readingのパラフレーズ対策でも詳しく整理しています。
IELTS Listeningでは、見て分かるだけでなく、音を聞いて意味が浮かぶことと、解答を正しく書けることが必要です。発音を聞き、自分でも声に出し、つづりまで確認します。特に複数形や語尾、似た音で迷う語は、聞き取れてもスペルで落としやすい部分です。
音は分かったのに書き間違えることが多い方は、IELTSリスニングのスペルミス対策もあわせて確認してください。
7. IELTS Writing・Speakingへのつなげ方
WritingやSpeakingでは、難しい語を知っているだけでなく、文脈に合う語を自然な組み合わせで使うことが大切です。覚えたばかりの語を無理に入れると、意味は近くても文全体が不自然になることがあります。
使える語にしたい場合は、単語帳の例文を丸暗記するより、自分が話しそうな短い文へ置き換えます。たとえばbenefitなら、There are several benefits of…という型だけでなく、Online lessons benefit people who have busy schedules.のように、自分が説明しやすい話題で一文作ります。
使える語にする三つの確認
- どの話題で使えそうか
- 前後にどの語を置くか
- もっと簡単な語へ言い換えられるか
Speaking本番では、覚えた単語が出ないこともあります。そこで長く止まらず、知っている語で説明できることも大切です。練習方法はIELTSスピーキングで単語を言い換えるコツが参考になります。
8. 1日20分・1週間の単語帳スケジュール
単語帳に毎日長い時間を使えなくても、20分を「新しく進む時間」と「思い出す時間」に分ければ続けられます。次は一例です。学校や仕事が忙しい日は10分へ短くしても構いません。
| 曜日 | 前半10分 | 後半10分 |
|---|---|---|
| 月〜木 | 新しい範囲を見て○△×に分ける | 前日までの△と×を思い出す |
| 金 | 一週間の×だけ確認する | 音声とスペルを確認する |
| 土 | IELTS問題を一部解く | 問題で出た語を単語帳へ戻す |
| 日 | 軽い確認または休み | 使いたい語で一文だけ作る |
毎日同じ量をこなすことより、翌日も開ける量にする方が大切です。時間がない日は、新しい範囲を進めず、前日の×を5分見るだけでも学習はつながります。
一週間ごとに「何ページ進んだか」だけでなく、「×がいくつ減ったか」「問題で気づけた語があったか」も見ます。進捗の見方を変えると、何周しても覚えられないという感覚を減らしやすくなります。
9. 次の単語帳へ進むタイミング
一冊を100%覚えるまで、次へ進んではいけないわけではありません。今の目標範囲で、中心の意味をすぐ答えられる語が増え、残った苦手語がはっきりしていれば、問題演習の比重を上げるタイミングです。
一方、同じ本を開くこと自体が目的になり、問題で出た語を拾えていないなら、次の一冊を買う前に使い方を変えます。収録語を増やしても、同じ方法では曖昧な語が増える可能性があるからです。
次へ進みやすい状態
- 目標範囲の多くで中心の意味がすぐ出る
- 苦手語だけを短時間で復習できる
- ReadingやListeningで覚えた語に気づくことが増えた
- WritingやSpeakingで使いたい語を選べる
次の単語帳へ移る場合も、最初の一冊を完全に閉じる必要はありません。週に一度だけ×の語へ戻るなど、古い本を薄く残すと忘れた語を回収できます。
10. IELTS単語帳についてよくある質問
Q. IELTS単語帳は最低何周必要ですか?
A. 全員共通の回数はありません。目安として1周目で仕分け、2周目で苦手語、3周目以降で思い出す練習へ進めます。回数より、△と×が減っているかを見てください。
Q. 一日何語を覚えるとよいですか?
A. 50語などの数字を固定するより、15〜20分で無理なく進める量を決めます。初めて見る語が多い日は少なくなっても問題ありません。
Q. 昨日覚えた単語を忘れてしまいます。
A. 忘れることを前提に、翌日、数日後、一週間後と再び思い出す機会を作ります。忘れないことより、忘れた後に戻れる仕組みが大切です。
Q. IELTS対策に単語帳はいらないですか?
A. 単語帳を使わず、問題や多読から語彙を増やせる人もいます。ただ、語彙の抜けを範囲ごとに確認したい人には便利です。単語帳だけで完結させず、問題演習や音声、実際の発話と組み合わせます。
Q. 日本語から英語も言えるようにするべきですか?
A. すべての語で必要とは限りません。ReadingやListeningで理解したい語は英語から意味を取る練習を優先し、WritingやSpeakingで使いたい語は日本語や内容から英語を出す練習も加えます。
11. 最後にさらっとまとめ
- IELTS単語帳に全員共通の正解の周回数はありません
- 1周目は仕分け、2周目は苦手語、3周目以降は思い出す練習へ変えます
- 意味だけでなく、音、文脈、語の組み合わせも確認します
- Reading・Listeningの問題から単語帳へ戻る流れを作ります
- Writing・Speakingで使いたい語だけ、自分の短い文を作ります
IELTS単語帳を何周しても覚えられないと感じる時は、自分の記憶力ではなく、周回の目的を見直してみてください。同じページを同じように眺めるより、覚えた語を外し、苦手な語を思い出し、実際の問題や発話へつなげる方が一冊を活かせます。
NOLIEでは、覚えた表現を自分の回答で使い、質問に合わせて言い直す練習をオンラインで行えます。単語帳では分かるのに会話で出てこない方も、今ある英語から始めて大丈夫です。
