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【コラム】英検とIELTSの違いは?|同じ話題で比べるスピーキングと勉強法

【コラム】英検とIELTSの違いは?|同じ話題で比べるスピーキングと勉強法

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英検の勉強をしてきたけれど、IELTSにも興味がある。どちらも英語の試験なのに、何が違うのかは意外と分かりにくいものです。「どちらが難しい?」「英検で覚えたことはIELTSでも使える?」と迷う方もいると思います。

大きな違いは、結果の示し方と、試験中に求められる答え方です。ただし、どちらが上かを決めるより、自分の目的に合うか、今の勉強に何を足せばよいかで比べる方が実用的です。今回は比較表と同じ話題の英語例を使い、その違いを見ていきます。

この記事でわかること

  • 英検2級とIELTS Academicの形式・結果の違い
  • 同じ話題で見る、面接とIELTS Part 1・Part 3の答え方
  • 英検からIELTSへ移る時に生かせる力と追加したい練習
  • 点数換算だけに頼らない試験の選び方

NOLIEについて

NOLIEはオンラインで受けられる会話専門の英会話です。試験に向けた練習でも、答えを覚えるだけでなく、相手の質問に合わせて話す時間を大切にしています。

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目次

1. 英検とIELTSの違いは、まず「何に使うか」から考える

「英検とIELTS、どちらの方が役に立つ?」と聞きたくなりますが、最初に確認したいのは提出先です。入試や留学などで使うなら、受け付ける試験名、必要な級やスコア、提出期限を先に調べます。学習のしやすさだけで選んで、必要な証明に使えなかったらもったいないからです。

英検は級を選び、合格を目標に段階的に取り組める試験です。IELTSは4技能と総合のバンドスコアで結果が示されます。たとえば総合スコアだけでなく各技能の条件も指定されている場合、得意なリーディングだけで苦手なスピーキングを補えるとは限りません。

IELTSにはAcademicとGeneral Trainingがあり、用途やReading・Writingの内容が異なります。大学・大学院への進学でAcademicを検討する場合も、実際の出願要件が優先です。試験名、種類、受験方式、スコアの有効な期間まで、提出先の最新案内で確認しましょう。

この記事では、身近な比較として英検2級の従来型とIELTS Academicを中心に取り上げます。英検の全級を同じ難易度として扱うものではありません。英検S-CBTは1日で4技能を受験でき、スピーキングは吹込み式なので、従来型の面接と受け方を分けて考えてください。

2. 比較表で見る英検2級とIELTS Academic

両方とも英語を理解し、使う力が必要です。ただ、同じ技能名でも、試験中にすることは異なります。大まかな違いをつかんでから、自分が困りそうな部分を見ていきましょう。

比較する点英検2級(従来型)IELTS Academic
結果の見方級の合否と英検CSEスコア4技能のバンドスコアと総合スコア
話す試験約7分。音読、本文への質問、3コマの展開説明、意見を答える11〜14分。身近な質問、まとまった発話、関連する話題の議論
自分で話を組み立てる場面イラストに沿った説明や、質問に応じた意見Part 2のロングターンや、Part 3の理由・比較の説明
書く試験英文要約と意見を書く英作文Task 1で図表などの説明、Task 2で意見・議論・問題への応答
練習で確かめたいこと課題の種類に合った情報を、抜けなく伝えられるか質問に応じて発話や文章を組み立て、説明を展開できるか

表の最後の行は、学習を整理するための見方です。「英検では展開力が不要」「IELTSでは正確さが不要」という意味ではありません。どちらも、質問に合う内容を、伝わる英語で答える必要があります。

3. 英検の級をIELTSスコアへ、そのまま換算しない

「英検2級ならIELTSで何点?」「準1級を取ったら6.5も取れる?」という疑問は自然です。ただ、級とスコアを一つの数字で置き換えると、今の課題が見えにくくなります。英検の合格経験だけでは、IELTS各技能の現在地は分かりません。

たとえば、長文を読むのが得意でも、準備時間の後にまとまって話す経験が少なければ、IELTS Speaking Part 2に戸惑うことがあります。逆に、日常会話が得意な人でも、英検の本文やイラストに沿って情報を選ぶ課題では、練習が必要です。

CEFRなどの対照表を見る時も、大まかな位置づけの参考と、個人の得点予測を分けましょう。提出先が独自の換算基準を示している場合はその条件を確認し、自分の学習計画には実際のサンプル問題の結果を使う方が具体的です。

どちらが難しいかを確かめるなら

級や目標バンドを決めたうえで、初見の問題を試す → 止まった技能を分ける → 必要な練習を決める。この順番なら、「有名だから難しそう」という印象だけで判断せずに済みます。

ヘッドホンを着けてノートに学習内容をまとめる人
学習イメージ。試験の違いを整理してから、自分に必要な練習を選びましょう。Photo: Marina Marcato / Unsplash

4. 同じ「図書館」の話題でも、英検2級とIELTSでは質問が変わる

違いが分かりやすいように、図書館をテーマに比べてみましょう。以下は答え方を考えるためのオリジナル例題です。実際の過去問や、特定の合格・バンドスコアを保証するモデル答案ではありません。

英検2級の意見問題を想定:立場と理由をつなぐ

練習用の質問
Do you think libraries should open on Sundays?

答え方の例
Yes, I think so. Many people work during the week, so Sunday opening would give them more opportunities to borrow books.

「日曜日も開くべきか」に賛成し、平日は働いている人が本を借りやすくなる、という理由を伝えています。図書館が好きかどうかではなく、開館日に答えている点が大切です。

IELTS Speaking Part 1を想定:自分の習慣を具体的に話す

練習用の質問
How often do you go to a library?

答え方の例
About twice a month. I usually go on Saturday mornings to borrow novels, and sometimes I stay for an hour because it is quieter than my flat.

こちらは頻度を聞かれています。最初にtwice a monthと答え、いつ・何のために行くかを補足しています。いきなり図書館の社会的な役割を長く論じる必要はありません。

IELTS Speaking Part 3を想定:社会の変化まで説明する

練習用の質問
How has the role of public libraries changed in recent years?

答え方の例
I think libraries have become more than places to borrow books. Many now offer internet access and spaces for community activities. This can be especially useful for people who do not have a quiet place to study. However, borrowing printed books is still an important part of their role.

「昔と比べてどう変わったか」に対し、本の貸出以外の役割、利用者への意味、変わらず残る役割を順に説明しています。例文中の社会についての見方は、練習用の意見です。

この3つで違うのは、難しい単語の数より何を聞かれ、どの範囲で答えるかです。英検でも理由を説明しますし、IELTSでも短く答える場面があります。「英検は短く、IELTSは全部長く」と覚えず、質問に合わせて情報量を変えましょう。

5. 英検の面接練習からIELTS Part 2へ進む時に足したいこと

英検2級の3コマ説明では、カードに示された展開を追って話します。一方、IELTS Part 2では、与えられたテーマについて自分で材料を選び、話を組み立てます。1分の準備時間にはメモを取り、その後1〜2分話す形式です。

たとえば「勉強するのが好きな場所」なら、場所の名前だけで終わらせず、いつ行くか、何をするか、どんな出来事があったか、なぜ自分に合うかを考えます。英検で練習した主語・動詞・時制の整理は、そのまま役立ちます。追加したいのは、説明する内容そのものを選ぶ練習です。

図書館を題材にした準備メモの例

local library / Saturday / exam last winter / quiet desk / less distracted

これを完成した英文でびっしり書く必要はありません。「去年の試験前に集中できた」という一場面があれば、場所の説明に経験と理由を足せます。

なお、英検2級の従来型面接では試験中のメモはできません。IELTS Part 2の準備メモと混同しないようにしましょう。準備の配分を詳しく知りたい方は、IELTS Part 2の1分メモの作り方も参考になります。

6. ライティングも、英検の答案を長くすればIELTSになるわけではない

英検2級で意見文を書く練習をしているなら、主張と理由をつなぐ経験はIELTSでも生かせます。ただし、覚えた構成をそのまま当てはめる前に、問題が求めている作業を確かめる必要があります。

IELTS AcademicのTask 1は図表などの情報を説明し、Task 2は与えられた意見・議論・問題について書きます。英検2級の英文要約とも、同じ作業ではありません。Task 1に自分の賛否を足したり、比較を求めるTask 2で片方の立場しか扱わなかったりすると、語数があっても課題とずれてしまいます。

学び直す時は、最初から英文を長くするより、「何を説明する問題か」「自分の意見が必要か」「両方の見方が必要か」を日本語で短く確認してみてください。問題に合わせて書く内容を選ぶ力は、どちらの試験でも大事です。

英検の文法面を見直したい時は英検2級ライティングの5項目チェック、図表の説明に初めて取り組む時はIELTS Academic Task 1のグラフ説明へ進むと、必要な練習を分けられます。

7. 両方に生かせる勉強と、分けて練習したいこと

試験を変えるたびに、単語や文法を全部ゼロからやり直す必要はありません。意味を知っている語を音でも分かるようにすること、主語と動詞を安定させること、質問に理由を添えて答えることは、共通の土台になります。

  • 単語:意味だけでなく音声と短い例文も確認し、自分でも一文作る。
  • 読解:答えの根拠と、設問の言い換えを確かめる。
  • 発話:質問を聞いて答え、理由や例が伝わったかを振り返る。

一方、解答方式、問題ごとの時間、音声を聞きながら行う作業は、その試験に合わせて練習します。英検の選択問題に慣れていても、IELTSで語を書き入れる問題では、聞けた語を正しく書くところまで確認したいからです。

同じ教材を使うなら、読み終えた文章について「何が書かれていたか」を説明する練習と、「自分はどう思うか」を述べる練習を分けるのも一案です。本文の情報と自分の意見を混ぜない感覚が育つと、面接でもライティングでも答えを整理しやすくなります。

8. どちらを先に受ける?迷った時の3つの確認

おすすめを一つに決める前に、提出先、期限、今の得意不得意を並べてみましょう。英検を取ってからでなければIELTSを受けてはいけないわけではありませんし、IELTSに取り組むから英検の勉強が無駄になるわけでもありません。

  • 提出先が決まっている:認められる試験と条件を最優先にする。
  • まだ提出先がない:級の合格を段階的な目標にしたいのか、4技能のバンドスコアを見ながら学びたいのかを考える。
  • 両方が必要:締切の近い試験を軸にして、共通の基礎学習と形式別の練習を分ける。

受験料や結果が出る時期も計画に関わりますが、方式・地域・申込先で変わるため、申し込む公式窓口で最新情報を確認してください。「安い方」「結果が早い方」だけでなく、期限までに提出できる結果かどうかが大切です。

また、英語を話せるようになりたいことが第一の目的なら、試験の取得だけをゴールにしなくても大丈夫です。資格は目標の一つにしつつ、オンラインで実際に会話する時間も作ると、覚えた表現を使う機会になります。

9. 10分でできる「答え分け」練習

比較を読んだ後は、同じ話題で問い方だけを変えて答えてみましょう。以下は自宅での学習メニューで、本番の制限時間や評価基準ではありません。1回に扱う話題は、図書館・食事・旅行など一つで十分です。

  • 最初の2分:自分の習慣を一問聞かれたつもりで、答えと補足を話す。
  • 次の2分:同じ話題の賛否について、立場と理由を話す。
  • 次の2分:過去との変化や、どんな人に役立つかを説明する。
  • 次の3分:録音を聞き、質問とずれた箇所を一つだけ直して話し直す。
  • 最後の1分:次に使いたい表現と、足りなかった具体例をメモする。

大事なのは、すべてを同じ長さにしないことです。頻度を聞かれたら頻度から、理由を聞かれたら理由から答えます。一つの模範解答を覚えるより、同じ内容を問い方に応じて組み替える練習をしてみてください。

一人で作った質問だけだと、答えを先に知った状態になりやすいです。慣れてきたら、相手に順番や聞き方を変えてもらい、その場で答えます。特にIELTSの抽象的な質問は、Part 3で意見を整理する考え方を使いながら練習すると、話の範囲を広げやすくなります。

10. Q&A:英検とIELTSの比較でよくある疑問

英検準1級に合格したら、IELTS 6.5も取れますか?

合格経験は土台になりますが、それだけでは判断できません。総合と各技能の目標を分け、IELTS形式の問題で現在地を確認しましょう。特に話す・書く答案は、実際の評価基準に照らして見てもらうと課題をつかみやすくなります。

IELTSでは長く話せば高得点になりますか?

長さだけでは決まりません。スピーキングは流暢さと一貫性、語彙、文法の幅と正確さ、発音の4基準で評価されます。質問と無関係な話を足すより、必要な理由や例を伝えることが大切です。

英検は暗記、IELTSは実践という違いですか?

その分け方は単純すぎます。どちらも語彙・文法の知識と、問題に応じて使う力が必要です。覚えた表現を、初めての質問に合わせて使えるかを確かめましょう。

IELTS AcademicとGeneral TrainingでSpeakingは違いますか?

SpeakingとListeningは共通です。ReadingとWritingは異なるため、試験全体の対策を始める時は、受ける種類に合った教材を選んでください。

11. まとめ:英検とIELTSの違いを、自分の練習に変える

英検とIELTSを比べる時は、まず提出先と目標を確認し、その次に「何を問われ、どう答えるか」を見ます。試験の名前だけで自分の英語力や向き不向きを決める必要はありません。

英検で身につけた語彙、文法、根拠を読む力は、IELTSにも生かせます。そのうえで、必要な話の長さ、自分で材料を選ぶ場面、比較や理由を説明する場面に慣れていきましょう。逆に、IELTSで練習した展開力も、英検で課題に合う答えを作る時に役立ちます。

NOLIEはオンラインで受けられる会話専門の英会話です。英検の面接やIELTSスピーキングに向けて、質問を聞く、自分で答える、伝わりにくかった部分を話し直す練習を大切にしています。読むと分かるのに話すと止まる方も、まずは今の答えを一緒に確認するところから始めてみませんか。

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対策の内容は、英検のオンライン面接対策IELTSスピーキング対策をご覧ください。体験後の入会は必須ではありません。

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